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2020年バックナンバー

雑記帳

「70歳超えても働く」60代の54%

 日本経済新聞社が、令和元年秋に実施した郵送世論調査によると、70歳以上まで働くつもりだと答えた人が60歳代の54%にのぼったそうです。
 
 60歳代ですから、60歳の人も、65歳の人も、69歳の人もいることになります。
 
 何歳まで働くつもりかを選択肢を挙げて聞いたところ「75歳以上」と回答したのは全体の16%、「70~74歳」は21%でした。
 
 定年が現実味を帯びる層ほど、高齢まで働く意向があることも分かりました。
 
 回答を世代別に分析すると「70歳以上まで働くつもり」は70歳代では45%、60歳代は54%に達しました。
 70歳代の回答では「75歳以上」との回答が34%にのぼりました。
 これに対し、30~50歳代は3割前後で18~29歳は18%と、若年層ほど低かったようです。
 
 調査では老後に不安を感じていると答えた人が76%でした。
 不安の理由を複数回答で聞くと「健康」の71%で、「生活資金など経済面」が68%と続きました。
 
 低年収の人や待遇が不安定な人を中心に、老後の生活のために働き続けたいと望む人が増えた可能性があると考えられます。
 
 調査は日経リサーチが令和元年10~11月に全国の18歳以上の男女を無作為に抽出して郵送で実施され、1677件の回答を得て、有効回答率は55.9%とのことです。
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