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2020年バックナンバー

雑記帳

不安商法

 不安商法とは、消費者への不安を煽る事により高額な商品を購入させる悪徳商法のことをいいます。 
 
 「何か高価な壺や印鑑を買わないと一家に不幸が訪れる」といった犯罪的な販売方法もあります。昔は、カトリックでは「免罪符」を販売していたといわれますから、歴史はありそうです。
 
 リフォーム工事業者の営業マンが各家庭を訪問し、巧みなセールストークや専門用語を駆使して地震への不安を煽り、高額な耐震工事を行わせる手法が存在しています。
 工事内容は無意味な道具をつけただけであったり、工事を行った結果以前よりも住み心地が悪くなるのが不通です。
 「家庭を訪問する」というのがおかしいんですね。

 よくあるのは、いくらでも販売数があるのに「限定何台」、通信販売の番組で、売れてもいないのに「もう、ご注文できるのは後わずかです」などという、まあ、上品ではないですが、許容範囲の販売方法の話です。
 
 ある意味では、この「チャンス」を逃すと買えなくなるのでは、という不安をあおって購入に結びつけていようとしています。
 
 人は「不安に弱い」ようです。
 商売人は、人の「不安に弱い」という点を利用します。
 
 なお、弁護士はどうでしょう。
 
 弁護士がテレビコマーシャルをする時代ですから、弁護士も「商売」と考える人もいるのでしょうね。もちろん、弁護士も「霞をくって」生きていけるわけではありませんから、「サービス業」の「商売」であるにはちがいないのですが、いたずらに不安をあおるようなことはしないのが普通です。
 
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