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2020年バックナンバー

雑記帳

「韓国政府が中国に300万枚支援」、非難されるとフェイクニュースだという韓国政府

 
---引用開始---
 
 韓国政府と与党は「中国にマスク300万枚支援」との情報を「フェイクニュース」との表現まで使って連日否定している。当初マスク支援の事実を発表した当事者は政府だった。
 
 その後、マスク価格の高騰と品薄現象が起きると、民間団体に責任を転嫁しているとの批判を浴びている。
 
 保健福祉部は5日、「武漢に緊急支援されたマスク200万枚など医療用品は中国留学生団体の自発的募金活動を通じて準備したものだ」と説明した。
 
 前日には李仁栄・共に民主党院内代表がマスク支援について、「フェイクニュースを遮断すべきだ」と発言した。
 
 本紙が確認した結果、当初は政府も実際にマスク支援を行った。5日に定期航空便で重慶に3万枚を送った。それとは別に武漢向けの300万枚は当初から中国留学校友総連合会と武漢大韓国総同門会が準備した。政府はマスクの輸送だけを担った。
 
 ならば、「政府が300万枚支援」というフェイクニュースは誰がつくり出したのか。
 
 政府は1月28日、丁世均首相が関係閣僚会議を開き、公式報道資料を通じ、「政府はマスク、防護服など医療救護物資をチャーター便で中国に送るなど、協力を継続する計画だ」と発表した。
 当時資料には「民間」という単語自体がなかった。
 
 ところが、発表と同時にマスク価格が急騰した。翌日には1枚110ウォン(約10円)から1398ウォンへと12倍に値上がりしたとする報道が流れた。
 
 自由韓国党は「文在寅大統領がどの国の大統領なのかと国民が尋ねている」と指摘した。
 
 すると、政府の報道資料に「民間」という文字が登場した。外交部が1月30日に出した報道資料には、「官民が協力し、マスク200万枚、医療用マスク100万枚を中国に支援する」とある。300万枚という数字がここで初めて登場した。
 
 その後もマスクの品薄状況が続いた。自由韓国党の黄教安代表は1日、「中国に送ったマスク300万枚に続き、中国人観光客がマスクを買い占め、海外に持ち出していることに国民が憤っている」と指摘した。これに対し、李仁栄院内代表は「マスク支援は韓中の民間企業と留学生が推進したものであり、200万枚が目標で、うち送付されたのは12万枚にすぎない」と主張した。
 
 李院内代表の反論は事実とは異なった。
 
 外交部によると、4日までに中国に送られたマスクは150万枚だ。
 「民間団体の目標値」も200万枚ではなく300万枚だ。さらに、マスクを中国に送った団体はいずれも共に民主党の朴釘国会議員が会長を務めている。
 「純粋な民間による支援とは言えない」との指摘も聞かれる。
 
---引用終了---
 
1 韓国内の在韓中国人中心の民間団体が武漢にマスクを送ることを決定。
    
2 マスクを集めて中国に送ろうとするも飛行機便はすでに停止済み。
    
3 民間団体が、韓国が派遣する武漢へのチャーター便で送るときに支援品を乗せられないか政府に打診。
    
4 韓国政府が「韓国政府は官民協力でマスク300万枚の支援をする」と宣言。
    
5 韓国国内から「韓国内でマスクが入手困難で高騰している、韓国より中国が大切か。どこの国の大統領か」という非難
    
6 韓国大統領府と与党「政府が300万枚送ったというのはフェイクニュース。ただしくは12万枚だ」
 マスクを大量に送ったのは、在韓中国人を中心とする民間団体だ
 
 
 
 
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