本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

ベルリンの壁

 令和元年11月11日、東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」の崩壊30周年式典が開催されました。 
 
 日本人なら、式典は、10周年、20周年、30周年、40周年、50周年が「きりがいい」と考えがちですが、ヨーロッパ人の人たちは「4分の1」(ドイツ語なら「Viertel」)をきりのいい数字と考え、100年の4分の1である「25周年」を盛大に祝いました。
 
 それに比べて、30周年式典は地味でした。
 
 ベルリンの壁は、1961年8月13日に建設が始まりました。
 
 「東西冷戦」「越えられない物」「変えられない物」の象徴でしたね。
 ちなみに「壁」は43キロメートルありました。
 
 ベルリンの壁を越えようとして殺された人もいました。
 
 平成元年(1989年)11月9日、ベルリンの壁が解放され、翌平成元年(1989年)11月10日どこからともなくハンマーやつるはし、建設機械が持ち出され、「ベルリン市民」は、それらで壁の破壊作業を始めました。
 
 いまでも「本物」の「ベルリンの壁」の「破片」として、土産物屋で売られていることがあります。
 
 もっとも、ベルリンの壁の材料には大量のアスベストが使用されていました。
 
 ベルリンの壁の材料には大量のアスベストが含まれていることが知られていなかったため、無数の観光業者により無断掘削・販売が行われました。
 
 その昔、ベルリン土産に購入した人もいるでしょう。
 
 しかし、本物の「ベルリンの壁」の「破片」は、アスベストを含んでいますから危険です。
 たいていの土産物の「ベルリンの壁」の「破片」には、アスベストが含まれていません。偽物ですから。
 
 あなたなら、どちらが欲しいですか。
TOPへ戻る