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2020年バックナンバー

雑記帳

駅の外国語表記

 大阪に住んでいると、地下鉄や大手私鉄は、鉄道の駅名や乗り場などの案内表示を駅や構内の表示に、日本語のほかに、英語表記があることはもちろんですが、そのほかに、中国語(簡化字=中国。繁体字=台湾)とハングル表記がされているところが結構あります。
 
 日本を訪れるアジア圏の旅行者が増えていることに対応したものです。
 
 東海道新幹線には、日本語のほかに、英語表記があります。
 そのほかに、中国語(簡化字=中国。繁体字=台湾)とハングル表記があるでしょうか。
 ありませんね。
 
 JR東海は「国際的共通語の英語をできるだけ大きな字で記すのが基本」と主張し、多言語表示は「限られたスペースの中で文字が小さくなり、見づらくなるおそれがある」と反論しています。
 
 どちらが「まとも」でしょうか。
 
 少し考えてみてください。
 
 日本人が中国、台湾、韓国などに個人旅行に行ったとします。
 
 日本語の表記があったらありがたいでしょうか。
 
 台湾なら、通常レベルの日本人なら読めますね。わからなければ、英語表記を読みにいきますね。
 中国なら、少し「頭をひねる」ことになります。英語表記を読みにいくかも知れません。
 韓国なら、英語表記を読みにいきますね。
 
 何のことはない、結局、多かれ少なかれ、英語表記を読むことになります。
 
 英語がわからなければ、ツアーで旅行すればいい、ただそれだけのことです。
 
 私は、JR東海の「殿様商売」は好きではありません。
 もっとも、日本語と英語表記だけで十分という姿勢に賛成です。
 
 通常の案内は日本語と英語で充分です。
 
 中国、台湾、韓国、その他のアジア諸国については、パンフレット類を充実させるべきでしょう。
 中国、台湾、韓国、その他のアジア諸国については、キャリーバッグの扱いや緊急ドアを引っぱらないといった「禁止事項」だけ記載すればよいと思います。
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