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2020年バックナンバー

雑記帳

エルサレムで犠牲者追悼 ユダヤ人収容所解放75年

 令和2年1月23日、第2次大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺を象徴するアウシュビッツ強制収容所の解放から75年を記念して、犠牲者を追悼する式典が開かれました。
 
 40カ国以上の首脳らが出席して、生存者と共に悲劇を2度と繰り返さないことを誓いました。
 
 ドイツのシュタインマイアー大統領、アメリカのペンス副大統領、フランスのマクロン大統領、ロシアのプーチン大統領、イギリス間チャールズ皇太子らが出席しました。
 
 メルケル首相は、令和元年11月29日、ポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡を訪れ、犠牲者を追悼しています。
 
 アウシュビッツ強制収容所は、ポーランドにありますから、簡単に旅行はできません。
 
 ただ、ドイツ国内には、強制収容所跡を公開していて、私自身は、ミュンヘン郊外のダッハウ強制収容所跡を訪れています。
 人間は人間に対して、こうも残酷になれるのかという印象でした。
 
 ちなみに、ダッハウ強制収容所跡の入場券を買おうと、あちらこちらを探したのですが、見当たりませんでした。
 無料ということでした。
 
 ドイツの鉄道は、原則として、改札口がありません。
 ただ乗りしようと思えばできるのですが、私服の検札の役人があらわれて、有効な切符を持っていなければ、有無を言わさず高額の罰金を支払わせます。
 
 ちなみに、ダッハウ強制収容所は、ミュンヘンからSバーン(近郊電車)に乗って30分くらいですが、ミュンヘンの1日乗車券では利用できる範囲には入っていません。
 
 ミュンヘンの1日乗車券を利用できる駅を出たところで、私服で旅行者を装った検札の役人が切符の確認に来て、有効な切符を持っていない旅行者から、遠慮会釈なく罰金を取立てます。
 
 罰金を取り終えた役人は、ダッハウ駅で反対の電車に乗込み、ミュンヘンの1日乗車券を利用できる駅まで戻り、同じことを繰返します。
 
 ドイツ人は、今でも残酷です。
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