2020年バックナンバー
雑記帳
韓国は日本の防波堤か
韓国のムン・ジェイン大統領が、先ごろテレビ討論で日韓の安全保障問題に触れ「日本はわれわれの防波堤の役割によって自らの安保を維持している」と述べました。
韓国は日本の安保に協力しているのだから「われわれに感謝すべし」といった意味のようです。
「韓国の価値」を強調することで日本にその見返りを要求しているのです。
この発想は昔から韓国の対日外交にはあるのですが、公言したのは1980年代初めの全斗煥(チョン・ドゥファン)政権以来はじめてのことです。
当時、全斗煥政権は日本からの経済支援獲得のため「安保経済協力」なる新造語で100億ドルを要求し、結果的に40億ドルをせしめています。
東西冷戦のときならともかく、ムン・ジェインが、北朝鮮にすり寄り、中国への配慮が目立つ急にそんなことをいわれても、無茶な話です。
なお、盾が、海上自衛隊機に難癖をつけて、韓国の港への入港をさせないようにしたり、日本の哨戒機に、火気管制レーダーをロックオンしたりしはしません。
盾というなら、盾らしく、おとなしくしてほしいですね。