2018年バックナンバー
雑記帳
貴乃花親方の処分は「降格」に決定
日本相撲協会は、平成29年12月28日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花親方に「降格」の処分を下すことを決めました。
貴乃花親方は現在の「理事」から2階級降格の「役員待遇委員」となります。
懲戒は、以下のものです。
1 年寄、力士、行司ら協会員に対する懲戒は、譴責(けん責)、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、懲戒解雇の7種とする。
2 懲戒は以下に該当したときに理事会の決議で行う。
協会員が契約違反した場合に、協会による改善の催告を拒絶、無視したとき
協会の秩序風紀を乱したとき
刑罰法規に抵触する行為をしたとき
協会の信用、名誉を毀損(きそん)したとき
協会の定款、諸規則、諸規定、契約の定めに反するなど協会員としてふさわしくないと判断されたとき
3 懲戒の理事会決議は、特別の利害関係がある理事を除く3分の2以上の多数をもって行わなければならない。
巡業部長を務める貴乃花親方は、元横綱日馬富士関の貴ノ岩への暴行事件が秋巡業中に発生しながら、協会への報告義務を怠った点などが問題視されていました。
報告をすれば「握り潰される」ことになるでしょうが・・・
「業務停止」か「降格」かで審議されていたようです。
重いのは「降格」です。
しかし、平成30年2月に理事長選挙があるため、降格になっても、次回理事選挙には立候補できます。
理事選挙まで業務停止が続いていると、次回理事選挙には立候補できません。
次々回の理事選挙を待つのか、可能ならば、誰かダミーをたてておいて辞任させ補選での理事選出をねらうしかありませんでした。
ということで、穏当な処分かと思います。