2018年バックナンバー
雑記帳
Wi-Fiに欠陥、盗み見の恐れ 総務省が注意喚起
無線通信でスマートフォンなどをインターネットに接続する「Wi-Fi(ワイファイ)」の暗号技術に深刻な欠陥が見つかり、やりとりが盗み見られる可能性があることが海外の研究者の調査で分かりました。
総務省は、平成29年10月18日、機器のソフトウェアを最新版に更新するよう注意を呼びかけました。
欠陥が見つかったのは、「WPA2」(Wi-Fi Protected Access II)という暗号技術です。
ベルギーの研究者が、第三者に通信内容を読み取られる欠陥を発見したと公表しました。
総務省によると、平成29年10月18日夕までに被害は報告されていないそうです。
ということですが、その後の続報によりますと、話題になった脆弱性については「その後の継続注視が重要だ」という結論になったそうです。
まず、「原因が何か」ということですが、今回の原因はWPA2に存在する脆弱性で、それにより「同じ無線LANの通信範囲内」にいるものが「盗聴」を行える可能性があることにすぎません。
次に「感染経路」です。
今回の事例に関しては「現時点で攻撃コードおよび攻撃被害なし」ですので、そもそも感染が行われてはいません。
最後は「対策」です。
今回の対策は、根本的には「無線LAN子機のアップ・デート」です。
既に無線LAN機器を販売するベンダーやPCメーカー、スマートフォンベンダーがアップ・デートの予定を提示しはじめています。
不要不急の大騒ぎということですね。
ユーザーが何かをしなければならないということはないようです。
ただ「今のところ」ということですが・・