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2018年バックナンバー

雑記帳

来年は豚年

 来年、つまり平成31年の干支は「亥」です。
 
 ドイツ留学中に、干支を記した本があったのですが、亥年の絵は、どう考えてもブタでした。
 
 日本では「いのしし」ですが、十二支の本家・中国では、十二支の「亥」という字は、「ぶた」を意味します。
 
 翻訳サイトでは、以下のとおりに翻訳されます。
 (日本語)豚 (中国語)一头猪Yītóu zhū
 (英語)pig    (中国語)猪Zhū
 
 中国や台湾や香港のレストランにいくと、「豚」肉は、「猪」肉と記載されています。
 アメリカやヨーロッパの中華レストランの漢字表記もそうです。
 
 中国の他、香港、台湾、韓国などは「亥」年=「豚」年です。
 
 ちなみに、日本語の「豚」を英訳すると「pig」、「猪」は「wild pig」です。
 近いのですね。
 豚と猪との間には「イノブタ」が生まれます。但し、イノブタに子はできません。
 
 日本が、「ブタ」ではなく「イノシシ」という理由は、中国から干支が伝わった当時は、日本では豚は馴染みがなかったためとされています。
 
 ベトナムでは、牛(Cow)のかわりに、水牛(buffalo)がもちいられているそうです。

 いうことで、東海大学農学部が阿蘇で飼育してきた豚の画像を、年賀状用にインターネット上で無料提供しています。
 
 ピンクや白黒、褐色など、いずれも豚の交雑種です。野原を連れだって歩く姿や、じゃれ合う姿、何匹も並んで乳を吸う姿など、愛らしい様子をとらえた写真9枚で、いずれも、農学部応用動物科学科の伊藤秀一教授が阿蘇実習フィールド(熊本県南阿蘇村)で撮影したものだそうです。
 
 「辰」はどうするのでしょう。
 タツノオトシゴ(sea horse)で代用するのかも知れません。

 ドイツ留学中に、干支を記した本があったのですが、1月1日ではなく、立春がスタート日となっていました。
 
 太陽暦の立春ではなく、太陰暦の立春でした。
 元旦から節分(立春の前日)は、前の年の干支ということになります。
 日本人から教わったのではなく、中国人から教わったのでしょうね。
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