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2018年バックナンバー

雑記帳

訪日客3000万人突破

  平成30年12月18日、日本を訪れた外国人旅行者が年間3000万人を超えました。

 

 関西国際空港で式典を開かれ、石井啓一国土交通大臣は「受け入れ環境の整備や観光資源の磨き上げを進め、『2020年4000万人』の目標達成に向けて全力で取組む」などと述べました。

 

 空港が1つであれば、出国してくるところで計算すれば、3000万人目を計算することは可能ですが、国際空港は多数あるのに、なぜ、関西国際空港で「3000万人目」を「待受け」できたのは不思議といえば不思議です。
 野暮な話ですが・・

 

 政府が観光立国を掲げ、年間500万人余だった訪日客数を倍増させる「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を始めたのは平成15年のことです。

 

 15年間に6倍増という計算になります。

 

 平成29年の旅行客は、多い方から、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペインの順です。

 

 増加のけん引役となっているのはアジア諸国です。
 特に中国、韓国、台湾、香港の4カ国・地域で全体のおよそ7割を占めています。

 

 アジア各国・地域の所得水準の上昇、格安航空会社(LCC)の路線拡大などによるものと考えられます。また、アベノミクスによる円安も影響しています。野田元首相のころからすると、外貨は、1.4倍くらい使い出があります。

 

 平成30年は、関西国際空港を冠水させた台風21号、北海道胆振東部地震などの災害も多かったのですが、3000万人を達成したということになります。

 

 内閣府は、LCCの就航便数が2019年、2020年と毎年2割ずつ伸びていけば訪日客数が4210万人に達すると見込んでいます。
 ただ、パイロットが足りなくなれば、就航便数は頭打ちとなります。

 

 ただ、平成29年の訪日客1人当たりの平均消費額は15万~16万円ほどでここ数年ほとんど増えていないというのが現実です。

 

 LCCによるアジアからの旅行者が多くなったということを考えれば、その程度でしょう。中国人爆買いも少なくなったことですし。

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