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2018年バックナンバー

雑記帳

中国、瀬取り監視のカナダ機妨害 日豪などにも妨害行為

 カナダの公共放送CBC(電子版)は、平成30年12月21日までに、北朝鮮による洋上での密輸取引「瀬取り」を防ぐため警戒監視活動を行っていたカナダの偵察機が、中国空軍機から飛行妨害を受けていたと報じました。

 

 カナダ軍のジョナサン・バンス参謀総長がCBCのインタビューで明らかにしました。

 

 バンス参謀総長によると、飛行妨害は平成30年10月、朝鮮半島近くの公海上で発生し、カナダの哨戒機「CP140」が北朝鮮の貨物船やタンカーを監視していたところ、中国空軍機が接近し進路を妨害したうえ、この際に、「不適切な無線交信や、不当な挑発を受けた」としています。

 

 中国空軍機は直接的な危害を加えることはなく、カナダの偵察機に被害はありませんでした。
かった。バンス参謀総長は、警戒監視活動を行う日本、オーストラリア、ニュージーランドも中国から同様の迷惑行為を受けていると明らかにしています。

 

 カナダの公共放送CBCがカナダ国防省に確認したところ、カナダは平成30年10月に警戒監視活動を12回実施しましたが、うち8回の活動中に、延べ計18回にわたって中国空軍機と遭遇したということでした。

 

 国連安全保障理事会は、対北朝鮮制裁決議で瀬取りを禁じており、日本、アメリカ、カナダなどが上空から監視活動を行っています。

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