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2019年バックナンバー

雑記帳

たかがナンバー、されどナンバー

 自動車には「地名」がついた「ナンバープレート」がつきます。 
 
 和歌山市なら「和歌山」、西宮市なら「神戸」です。
 イメージ通りですね。
 
 昔は、自動車検査登録事務所のあるところが「地名」につきました。例外は許されませんでした。
 
 イメージからして、東京23区の場合は、結構、不公平です。
 
 「品川」ナンバーは、千代田区、中央区、港区、品川区、「世田谷区」、目黒区、大田区、渋谷区でした。
 「練馬」ナンバーは、新宿区、「杉並区」、文京区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区でした。
 「足立」ナンバーは、台東区、江東区、墨田区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区です。
 一番極端なのは、「新宿区」が「練馬」ナンバーで、ずいぶんイメージが悪いです。
 
 ご当地ナンバーというのができました。
 
 国土交通省が自動車のナンバープレートに表示する地名について、対象市町村の区域を限って、新規の自動車検査登録事務所の設置によらずに、独自の地名を定められるよう新たに開始した制度です。
 
 関西では珍しいですね。
 
 「和泉」ナンバーから「堺」ナンバーが独立したくらいです。
 
 ちなみに、平成26年に「世田谷」ナンバーが、独立しました。
 もともと、「品川」ナンバーですから「格下げ」です。
 反対する区民が訴訟を提起したそうです。
 「ブランド力のある品川ナンバーを使えなくなる」は正直ですが、「プライバシーが侵害される」というのは「嘘くさい」ですね。
 
 同じ、平成26年に「杉並」ナンバーが、独立しました。
 反対論はないようです。
 もともと「練馬」ナンバーですから、「格上げ」です。
 
 弁護士会も似たようなことをしています。
 
 現兵庫県弁護士会は、旧神戸弁護士会でした。
 現愛知県弁護士会は、旧名古屋弁護士会でした。
 現神奈川県弁護士会は、旧横浜弁護士会でした。
 
 仙台弁護士会だけは、宮城県弁護士会とする意思はなさそうです。
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