2019年バックナンバー
雑記帳
ボーイング社、737MAXの生産停止を発表
米ボーイング社は、令和元年12月16日、令和2年1月から小型機「737MAX」の生産を停止すると発表しました。
米連邦航空局(FAA)による同機の運航許可の見通しが立たず、生産を続けることが難しいと判断したもようです。
米ボーイング社は、令和元年3月に出荷を止めた後もペースを落として生産を続けていました。
しかし、運航再開に必要なFAAの審査が長引き、未出荷の新造機は400機を超え、これ以上の在庫リスクを避けるため、生産停止に踏切りました。
2件の墜落事故を起こしています。
平成30年10月29日、インドネシアのジャワ海で、インドネシアの航空会社であるライオン・エア610便(ボーイング737MAX)が離陸後約10分で墜落し、乗客乗員189名全員が死亡しました。
令和元年2019年3月10日、エチオピアのアディスアベバ、ボレ国際空港より離陸したエチオピア航空302便(ボーイング737MAX)が、離陸後約6分で墜落し、乗客乗員157名全員が死亡しました。
ボーイング737MAXは、半年を経ない間に2回の大事故を起こし、それも、どちらもともに乗員乗客全員死亡という大惨事となり、合わせて346名の人命が失われました。
2つの事故の経緯があまりに酷似していたため、ボーイング737MAXの安全性が強く疑われることになりました。
1回だけなら、発展途上国の航空会社の事故ということで見過ごされる可能性があったのかも知れませんが、2回というとそうもいきません。