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2019年バックナンバー

雑記帳

「世界最強」の日本パスポート

 ある国のパスポート保有者が、何か国にビザなしで入国できるかというランキングがあります。
 
 日本は世界でトップです。
 
 ビザは外国籍の人が入国する資格を証明する書類で、旅行者にとっては渡航先への入国許可証です。

 ビザには、短期滞在や就労・長期滞在、公用などいくつか種類があります。
 
 ある国への入国にビザが必要なら、事前に日本国内の大使館などに出向いて発行してもらわなければならず、時間と手間がかかります。
 
 日本のパスポートを保有していれば、多くの国でこうした審査なしに入国許可が得られます。
 
 日本のパスポートは信頼されているので「入国審査の際も他の国の人より手続きがスムーズに終わることが多い」といわれています。
 
 ビザを免除するメリットは、ビザを免除して渡航手続きを簡略化すれば、観光客が増え、人の交流を促すことができます。
 逆に、デメリットとしては、ビザを免除して障壁を下げれば、犯罪者なども入りやすくなり、治安に影響が出かねません。
 
 ある国がビザの免除を認めるかどうかを判断する場合は、相手国の犯罪の状況、相手国からの難民申請の実態、経済力、2国間の友好の度合いなどを調べます。
 
 日本はこうした基準で各国から高い信用を得ているといえます。
 
 経済力が高く社会への不満も乏しいため、日本人が難民申請をしてくる可能性は0ですね。
 日本人がテロを目的に入国してくるケースは考えにくい。
 
 受入れる側から見れば、日本人は安全で歓迎すべき渡航者になることからビザの免除が増えます。
 
 ランキングではシンガポールも日本と並ぶ1位です。
 アメリカ・イギリスは15位です。
 
 大きな国で順位が低いところを見ると、ロシアが117カ国・地域で91位、中国は71カ国・地域で121位です。
 
 ランキング下位を見ると、中東やアフリカの国が目立ちます。
 最下位はアフガニスタンで、ビザなし訪問が認められているのは25カ国・地域しかありません。北朝鮮は39カ国・地域で188位です。
 
 逆に、日本がビザなしで入国を認める国・地域は米英独仏や韓国など68にとどまっています。
 中国、ロシア、インド、フィリピンなどはビザが必要になります。
 
 ビザの免除は双方の国が実施する「相互主義」が基本ですが、一方の国が「観光客を増やしたい」などと希望すれば、片方だけが免除することがあります。
 
 日本人は、一般に、外国に行って不法就労しようと考えませんね。
 
 もとより、日本の経済力が強いということが理由です。

 もっとも、日本人は、外国に行って就労するだけの語学力がないと、諸外国から「読まれて」いるということにもなります。皿洗いでも、語学力は必要ですから。
 
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