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2019年バックナンバー

雑記帳

無人販売所

 田舎に行くと野菜・果物の「無人販売所」を見かけます。 
 
 地元の農家で採れた野菜・果物が並べられ「この中にお金を入れて下さい」と書かれた、箱や缶が置いてあります。
 私の和歌山県の本籍地の田舎などにもあります。
 
 一つ間違えば、野菜・果物とお金の両方とも盗まれそうな気持します。
 箱や缶に鍵をかけていても、箱や缶ごと盗まれたら終わりです。
 
 日本にはありますが、他の国にはあるでしょうか。
 
 日本より、よく見かけるのは、ニュージーランドです。
「honesty box」と呼ばれます。
 日本の7割程度の面積に、800万人の人口(シンガポールより少ない)の国です。
 
 日本は、田舎に行かないと見かけないですが、ニュージーランドは、国道に、野菜・果物の無人販売所があります。
 国道といっても、日本とは全く異なり閑散としているところが多いです。
 
 英連邦の国で、本家のイギリスにもあるそうです。
 
 私が留学していたドイツにもありました。
 「Kasse des Vertrauens」(直訳「信頼の売場」)といい、本当の「ど田舎」にいかないとありません。
 
 日本に限った習慣ではありません。
 
 もともと、自分ところで消費できず、出荷も割に合わない野菜・果物ですから、原材料費は、実質ただでしょう。
 集められた代金を取られると痛いですね。
 
 もっとも、売主が、事前に「おつり」を置いておくわけではありませんから、被害は、しょせん、出荷しない野菜・果物だけです。
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