本文へ移動

2019年バックナンバー

雑記帳

路線バス

 外国旅行で路線バスを利用される方は、相当旅慣れている人でしょう。 
 
 日本でも同じですが、電車なら、間違えた電車に乗っても、反対ホームの電車に乗れば「ふりだし」に戻れます。
 
 厳密にいえば、逆方向の電車が、「ふりだし」に戻らない「例外」(途中で線路が分岐しているときなど)もありますが、駅なら、行き先や出発時刻の表示は「はっきり」しています。
 
 日本では、最近あまり見ませんが、路面電車も同様です。
 
 逆方向の電車が、「ふりだし」に戻らない「例外」が多少多くなります。
 もっとも、直後に気づけば、線路づたいに歩けば「ふりだし」に戻れます。
 
 バスはどうでしょう。
 
 日本でもそうですよね。乗り慣れた路線ならともかく、旅先で路線バスに乗るのは勇気がいります。
 
 よほど乗り慣れた路線バスでもない限り、間違えたバスに乗ってしまったら、道路の反対側のバス停留所まで行って反対側のバスに乗るのですが、「ふりだし」に戻らない可能性が結構あります。
 
 別の方面行きのバスに乗って気がつかなかったら悲劇で、郊外まで連れて行かれることがあります。
 
 仕方がないですね。駅かバスターミナルに戻るしかありません。
 
 ちなみに、大阪のメインストリートは一方通行が多く、御堂筋は南向き一方通行、堺筋と四つ橋筋は北向き一方通行で、反対側にバス停すらありません。
 
 日本の路線バスは、次の停留所しかアナウンスされません。
 ドイツ、スイス、オーストリアでも同じです。
 言葉のわからないイタリアやフランスで路線バスに乗る勇気はありません。
  空港行きのバスは別ですが・・
 
 韓国の路線バスは、車内アナウンスはまもなく到着する直近の停留所と次の停留所まで案内します。
 
 降車するバス停が聞き取れたからと、降車ボタンを押すと、手前のバス停ということがあります。
 
 最初は、不思議でした。
 親切でも何でもありません。
 理由は、バス停に停車したとき、素早く降りないとドアが閉まり出発しかねないので、1つ前のバス停に着いたら、「降りる準備をしてちょうだいね」ということです。
 
 日本の路線バスなら、バス停に着くまで席を立たないでくださいというアナウンスが流れます。
 
 韓国の路線バスは、降車するバス停の手前で、運転手に「自分」が降りる(「誰か」が降りるということはブザーでわかります)ということをアピールしておかないと、乗客の誰かが降りた時点で発車してしまう可能性があります。
 
 バス停に着くまで席を立たないでゆっくりしていることは、降りそこねの原因となります。
TOPへ戻る