本文へ移動

2019年バックナンバー

雑記帳

日本食と醤油

 外国に行くと「日本食レストラン」があります。 
 
 中華レストランは、中国人がたくましく、世界至るところにいますから、中国人がつくった本当の中華料理が食べられることが多いです。
 
 しかし、外国で「日本食」を食べようとすると、よほどの高級店でない限り「まがいもの」を食べさせられることになります。
 
 日本人がつくった本当の日本料理店は、少ないです。
 韓国や中国の人が料理しているのならともかく、現地の人が料理しているものは、全く「似てもにつかないもの」になりがちです。
 
 日本食で連想するのは何でしょう。
 
 刺身、寿司、天ぷらなどでしょうか。
 
 刺身は、生の魚を食べるものですから、魚自体の味を除けば、味付けとしては、醤油とわさびです。
 
 寿司は、酢と醤油です。
 
 天ぷらにつける天つゆは、水、醤油、みりんです。
 こうしてみると、調味料のうち、醤油が重きをなしています。
 
 ちなみに、日本の国民食といえば、刺身、寿司、天ぷらではなく、ラーメンとカレーライスと言われています。
 
 カレーはともかく、ラーメンにも、醤油は使われます。
 
 醤油は、日本料理における基本的な調味料の一つとなっているのですが、大豆と小麦などから、醸造技術により発酵させて製造します。
 
 刺身、寿司、天ぷらなどの日本食は、あまり煮たり焼いたりせず、素材の味を楽しむものなのですが、ある意味、日本食に、醤油はかかせません。
 
 なお、同じ「醤油」といっても、日本以外の「醤油」は、日本の醤油と似て非なるものがあります。
 
 外国で、日本の醤油がほしければ「Soy sauce」というより、「Kikkoman」と言った方が間違いがありません。
 
 なお、あまり、食事のおいしくない国を旅行するときは、日本の醤油を持参するのが賢明かも知れません。
 たいがい不味いものでも、「まし」な味になります。
 
TOPへ戻る