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2019年バックナンバー

雑記帳

少額コイン

 平成25年、カナダのコインから、1セント硬貨(通称「ペニー」)が廃止されました。日本円で0.94円、約1円玉がなくなったことになります。 
 
 カナダの1セント硬貨ですが、平成24年5月の鋳造終了まで100年以上にわたって、350億枚以上もつくられていたのですが、材料や流通など、1枚作るのに 1.6セント以上も製造費がかかるようになったことが理由としてあげられています。
 
 カナダの硬貨は、2ドル、1ドル、25セント、10セント、5セントのみになります。
 クレジットカードやデビッドカードの場合は、今までどおり1セント単位で処理されます。
  現金で支払う場合、レジやレシート上には今までどおり1セント単位で計算されますが、「0」「5」「10」のうち、一番近い数字に切捨て切上げして(Rounding)、現金のやりとりが行われることになるそうです。
 
 もっとも、スーパーマーケットなどでは、9ドル99セントと表示しておいて(日本流の「.98」ではなく、「.99」です)、その商品のみを現金で購入すると「10ドルです」と言われることになります。
 
 なお、ニュージーランドの硬貨は、もっと極端で、2ドル、1ドル、50セント、10セントのみです。1セント硬貨=0.7円玉、5セント硬貨=3.5円玉は廃止されています。
 
 1、2、3、4、5は0セントとみなし、6、7、8、9セントは10セントとみなすという、いわゆる5捨6入です。
 
 スイスはカナダの新制度と同じで、100分の1フラン=1ラッペン(ドイツ語圏)1サンティーム(フランス語圏)硬貨はなく、5ラッペン(5サンティーム)硬貨が最小です。
  1フランは約110円です。
 
 ユーロは、1セント硬貨=1.2円玉、2セント硬貨、5セント硬貨、10セント硬貨、20セント硬貨、50セント硬貨、1ユーロ硬貨、2ユーロ硬貨がありますから、最少額コインは、1円とほぼ同じ価値です。
 
 米ドルは、1セント硬貨、5セント硬貨、10セント硬貨、25セント硬貨、1ドル硬貨で、最少額コインは、1円と、日本とほぼ同じ価値です。
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