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2019年バックナンバー

雑記帳

ハザードマップ

 台風19号は甚大な損害をもたらしました。
 犠牲になられた方に、心から哀悼申し上げます。
 
 堤防の決壊がすごいようでした。
 
 日本の人口の増加により、本来なら人が住まないような場所に家が建っていることが問題のようです。
 
 将来、日本の人口は減っていきますから、危険のあるところには住まないというのが賢明かも知れません。
 
 静岡大の牛山素行教授(災害情報学)らの調査によりますと、土砂災害による死者・不明者の88%は、土砂災害の危険箇所周辺で被災しているとのことです。
 
 牛山教授が、平成16年から平成29年までに国内の風水害で死亡・行方不明になった819人のうち、土砂災害が原因の288人を調べたところ、全国に指定されている「土砂災害危険箇所」の「範囲内」で被災した人が73%、危険箇所から約30メートル以内の「範囲近傍」で被災した人は15%でした。
 
 また、川の増水や洪水による死者・行方不明者の66%は洪水浸水想定区域の「範囲外」で被災していますが、土砂災害はハザードマップで示されている危険箇所周辺での被災が多いといえます。
 
 牛山教授は「思いもよらないところで土砂災害が起きることは少ない。自宅の土砂災害のリスクをハザードマップで確認しておいたほうが良い」と話しています。
 
 なお、洪水や土砂災害の危険箇所は、国土交通省のハザードマップで確認できます。
 
 ご自身の住んでいるところで確認されたらいかがでしょう。
 
 皆さんも、自分の住んでいるところが危険でないかどうか診断されたらいかがでしょうか。余りに危険な場所なら転居が賢明です。
 
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