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2019年バックナンバー

雑記帳

三菱鉛筆と三菱グループとは全く無関係の企業

 大手文房具メーカーである「三菱鉛筆株式会社」があります。
 
 子供の頃お世話になった人も多いでしょう。
 
 廉価版の三菱鉛筆と、高級版のUNI、あとボールペンなどもあります。
 ちなみに、私は、現在でも、廉価版の三菱鉛筆を使い続けています。
 
 三菱商事・三菱自動車・三菱UFJ銀行などの「三菱グループ」だと勘違いしている人はいませんか。
 
 社名の「三菱」はもちろん、「スリーダイヤ」のロゴまで同じす。
 
 「三菱鉛筆株式会社」と「三菱グループ」は全くの無関係で、もとより資本関係はありません。
 
 三菱鉛筆が明治20年に「眞崎鉛筆製造所」として創業したのに対し、三菱グループの前身は土佐藩が経営していた「九十九商会」です。
 
 三菱鉛筆のスリーダイヤのロゴは明治36年登録、三菱グループのロゴは明治46年です。
 
 全く無関係ではありますが、互いに超有名企業なので、同グループだと勘違いされることは多いらしいです。
 両者間で重複する事業分野もないため、お互いに同じマークを使用することに合意しています。また、三菱鉛筆は、三菱グループから買収提案されましたが拒絶して、今日まで三菱グループとは無関係の会社としてもうかっています。
 
 終戦後の「財閥解体」で、あのGHQが「三菱鉛筆」を三菱財閥の系列企業と勘違いし、商標の使用禁止を迫ったことがあったそうです。
 
 零戦は三菱重工製ですから、うらみがあったのでしょうが、三菱鉛筆とは全く関係がありません。
 
 もちろん、三菱鉛筆は、誤解が解けて、晴れて使用ができるようになりました。

 韓国の学校が、三菱重工と関連会社と勘違いし、三菱鉛筆を使用を禁止しようとしましたが、結局、全くの無関係として、大恥をかいたという落ちがついています。
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