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2019年バックナンバー

雑記帳

大統領側近に有罪判決下した判事を起訴した韓国検察

 
---引用開始---
 
 韓国検察当局がいわゆる司法行政権乱用事件に関連し、現職判事と元判事計10人を起訴したが、その中には金慶洙慶尚南道知事に有罪判決を下した成 昌昊部長判事が含まれている。
 
 成 判事は2016年に逮捕状交付担当の判事を務めていた当時、「チョン・ウンホ事件」に関与した裁判所関係者に対する検察の令状請求、容疑者の陳述内容などを法院行政処に漏らしたとして起訴された。
 
 一方、司法行政権乱用をめぐる6カ月の捜査期間中、検察の捜査内容は外部に流出し続けた。
 40件を超える元大法院長の容疑のうち、事前に明らかにならなかったのはわずか1件だけと言われるほどだ。
 検察は被疑事実をこれだけ頻繁に公にしておきながら、判事の行為については機密漏えいだと主張しているわけで、これもまたご都合主義だ。
 
 成 判事が流出させたという資料は、行政処にだけ報告され、捜査対象に流出したものではないという。
 それは一種の内部報告に当たるものであって、「故意の犯罪」とは言えないとの指摘がある。
 他の裁判所でも同様のケースがあったが、検察はそれについては起訴しなかった。
 成 判事の問題は検察の捜査の本質とは無関係な事案であり、枝葉末節だ。
 それにもかかわらず、検察は「容疑が重大だ」として、成 判事を起訴した。
 
  検察のものさしが公正なものと言えるのか、他に何か裏があるのではないかと疑われる。
 
 成 判事は現政権には目の上のたんこぶのような存在だ。
 民主党は金知事の判決が出るや否や、「梁承泰元大法院長積弊集団の組織的抵抗」と位置づけ、「成 判事の弾劾を検討する」と言いだした。
 気に入らない判決を下したから、判事を追い出すというのだ。
 
 インターネット上での言葉の暴力のせいで、成 判事は身辺保護まで求めた状況だ。そんな中で検察は実際に成判事を起訴した。判事全体に対する無言の脅しに等しい。
 
---引用終了---
 
 ムン・ジェイン大統領の側近である被告は、ドルイドキングなる人物が主催する団体に大統領選挙中、ムン・ジェイン陣営に有利になるようなコメントをNAVERニュースのコメント欄に書き込んでくれという依頼をしていたとして起訴されました。
 
 ソウル中央地方裁判所は、平成31年1月30日、金慶洙被告に懲役2年の実刑判決を言渡しました

 その裁判長が、成 昌昊部長判事ということです。
 
 有罪判決当時から「前大法院長を逮捕したことに対する報復判決だ!」という声が与党「共に民主党」からあがっていました。

 その後、与党「共に民主党」の党代表からは「この裁判官は弾劾に値する」と宣言が出ています。
 
 今回はその裁判官を検察が起訴したということですね。
 
 韓国で法律家をしていると、いつ何時、逮捕起訴されるかも知れませんね。
 
 韓国に生まれなくてよかったということでしょうか。
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