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2019年バックナンバー

雑記帳

米朝合意決裂は歓迎

 2回目の米朝首脳会談が決裂しました。
 
 北朝鮮は「非核化する」と言いながら、実際には核・弾道ミサイル戦力の保有にこだわり続けています。
 
 トランプ氏が内政問題との関係で、北朝鮮に有利な妥協をする心配もあったのですが、それがなかったことは、日本にとって大歓迎すべき事です。
 
 北朝鮮は、いまだ日本などを射程に収める弾道ミサイルを多数配備し、核・ミサイルの増産を続けています。
 
 しかし、北朝鮮の脅威は減らないどころか、時の経過につれて高まっているのです。
 
 日本は、北朝鮮をめぐる核やミサイル、拉致問題の重大さを強く認識し、脅威と向き合わねばなりません。
 
 金委員長による提案は、寧辺の核施設の解体などにとどまったようです。
 
 しかし、話になりません。
 「完全な非核化」は北朝鮮による全ての核物質、核兵器、関連施設の申告から始まります。
 申告のない「疑惑」施設も含め、米国や国際機関の専門家が自由に査察を行い、すべてを国外へ搬出、無力化することが欠かせません。
 
 金委員長は、対北朝鮮制裁の完全解除を要求しました。
 北朝鮮する経済制裁は、ミサイルの放棄を求め、国際社会が国連安全保障理事会などで積み上げてきたものです。
 
 絶対譲ってはなりません。
 
 国連などの経済制裁と強力な米軍の存在という、経済、軍事両面の圧力が、核・ミサイルの挑発を繰返していた金委員長を交渉の場へ引出しているのですから、それをひっこめては何もなりません。
 
 北朝鮮に核・ミサイルを全面的に放棄させ、日本人拉致被害者を全員、解放させるためには、北朝鮮に対する経済制裁を一層強化して、北朝鮮を、完全に「干上げ」なければなりません。
 
 そうすることによって、北朝鮮に核・ミサイルを全面的に放棄させ、日本人拉致被害者を全員、解放させるという日本の目的が達成されるのです。
 
 いささか他力本願ですが、日本の軍事力からして、やむを得ないところです。
 とりあえず、反日国家である北朝鮮と韓国の野望を打砕いたことは、大いに歓迎すべきところでしょう。
 
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