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2019年バックナンバー

雑記帳

ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー

 サッポロビールCMソングに
「 知っていますか 知ってるかい 世界のビールの名産地
ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー 旨いビールの合言葉
ミュンヘン、札幌、札幌、ミルウォーキー」
 というのがありました。 
 
 すべて緯度が同じと勘違いしている人おられませんか。
 結構勘違いしている人が多いようです。
 
 札幌とミルウォーキー(アメリカ)は北緯43度前後でほほ同じです。
 しかし、ミュンヘンは北緯48度にあります。
 
 北緯43度といえば、イタリアのミラノ、フランスのマルセイユとほぼ同緯度です。
 
 ミラノからミュンヘンに行こうとすれば、大回りしなければスイスかオーストリアを通らないと着きません。小さいとはいえ、国をこえなければならないほど離れています。
 
 先程述べたように、ミュンヘンは北緯48度です。
 私が住んでいたボンの緯度は北緯50度です。
 北緯50度といえば、第二次世界大戦前の、樺太のソ連領と日本領の境界線でした。
 
 そして、稚内市の宗谷岬が北緯45度31分ですから、ミュンヘンは北海道の北端より北にあります。
 
 ミュンヘンは、大陸西岸は暖流である北大西洋海流のため気候は比較的温暖です。
 
 ですから、札幌、ミルウォーキーとならんで、ビールの生産量が多いというわけです。
 
 
 ちなみに、1人あたりのビールの消費量が一番多いのはドイツと思っている方おられませんか。
 
 ベルギーが1人あたりのビールの消費量トップです。
 
 ドイツは、案外、ビールではなくワインを飲む人が多いです。特に、ドイツ北部の人はワインを好む人が多いです。
 
 ちなみに、ドイツビールは、日本人の口に合わないのか、日本料理店や日本食販売専門の店には、キリンやアサヒのビールがおいてあったり、販売されています。
 
 しかし、間違っても、山梨県産のワインはありません。
 
 なお、日本酒は「Reiswein」(米からできたワイン)として、30年以上前から、スーパーなどで売られていました。
 日本食ブームで、売行きがはね上がったそうです。
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