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2019年バックナンバー

雑記帳

関西電力、中間貯蔵施設の候補地「2020年に」福井県に報告

 平成30年12月26日、原子力発電所から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の候補地をめぐり、関西電力の岩根茂樹社長は、西川一誠福井県知事と面談し、福井県と約束した年内の候補地公表の断念を報告しました。

 

 岩根社長は、複数の自治体と交渉を進めていた事実を明かし、年内公表断念の理由を「調整過程で関係者により丁寧に説明する必要が生じた」としています。

 

 今後の選定スケジュールについては「平成32年(2020年)を念頭にできるだけ早く候補地を示すよう努力する」と述べました。

 

 関西電力に、選択の余地はあるのでしょうか。

 

 福島第一発電所のメルトダウンと放射性物質拡散があってから、従前、原子力発電所がない府県や市町村が、原子力発電所から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設を受入れるはずはありません。
 受入れ表明した時点で、次の選挙に当選しないことはもちろん、下手をすると解職請求(リコール)されるでしょう。

 

 現実的には、福井県の原子力発電所がある市町か、青森県むつ市か、あるいは、福島第一発電所の帰還困難地域くらいしか想定できないかと思います。

 

 福井県の原子力発電所がある市町については、何か事故があったとき、琵琶湖が汚染される恐れがありますから、青森県むつ市か、あるいは、福島第一発電所の帰還困難地域か、どちらかにしてほしいところです。

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