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2019年バックナンバー

雑記帳

北朝鮮の瀬取り監視にイギリスとフランスが参加

 国連安全保障理事会は、対北制裁決議の一環として、瀬取りを禁じています。

 

 現在、偵察機による警戒監視活動は、日本、オーストラリア、ニュージーランドが実施しています。

 

 韓国のミサイル駆逐艦広開土王が、日本のP1偵察機にFCレーダー照射したのは、P1偵察機が、国連安全保障理事会は、対北制裁決議の一環として、瀬取り等の監視をしていたときのことでした。また、韓国は、国連制裁決議に違反して、北朝鮮に経済援助をしたり、瀬取りを助けているという疑惑がもたれています(というより間違いないでしょう)。

 

 安倍晋三首相は、平成31年1月10日、イギリスのメイ首相と会談し、安全保障分野の協力拡大で一致しました。

 

 日英両国は会談の成果を盛り込んだ共同声明を発表し「自由で開かれたインド太平洋」の維持に向け協力関係を深めるとしていて、自衛隊と英国軍による共同演習の拡大でも合意しました。

 

 イギリスは2019年中に4隻目となる英海軍艦艇を日本に派遣し、北朝鮮が海上で積み荷を移し替える「瀬取り」の監視を強めます。

 北朝鮮の核・弾道ミサイルの「完全で検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」の実現に向けて協力する方針でも一致しました。

 

 フランスも、北朝鮮監視の目的で自国の海軍の艦艇を日本に派遣することを決めました。

 

 日仏の外相・国防相は、平成31年1月11日、フランス東部ブレストの海軍基地で外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を行い、フランスの護衛艦「バンデミエール」と海上哨戒機を今年4月に日本の佐世保基地(長崎県)に派遣し、北朝鮮を監視するための海上パトロールに参加することで合意しました。

 

 海上自衛隊は在日米海軍、仏護衛艦バンデミエールと共に、日本海周辺海域で北朝鮮を監視するための海上パトロールを展開する予定です。

 

 ヨーロッパ諸国も、北朝鮮の核・弾道ミサイルの「完全で検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」の実現を望んでいます。

 

 北朝鮮の弾道ミサイルは、北朝鮮の言うことを信じればという前提ですが、ワシントンやニューヨークに届かなくても、十分ヨーロッパには届きます。
 また、北朝鮮が、イランに対し、核技術をこれ以上輸出すると、中東の政治不安定が増してしまいます。

 

 ムンジェイン大統領は、平成30年11月、フランスのマクロン大統領とイギリスのメイ首相に、北朝鮮に対する「制裁の緩和」を切出していますが、ものの見事に断られた上、両国から、公にされて大恥をかかされています。

 

  北朝鮮の核・弾道ミサイルの「完全で検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」の実現を望んでいる国は、西側諸国にはありません。韓国は、もはや西側諸国ではないでしょう。

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