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2019年バックナンバー

雑記帳

人手不足倒産

 人手不足が加速し、企業の事業継続に深刻な影響が出ています。

 

 平成30年10月14日、東京商工リサーチが、深刻な人手不足を背景にした国内の企業倒産が件数・負債総額ともに過去最多ペースで増加していると発表しました。

 

 平成30年1月~9月の合計は299件に上り、10月中にも平成29年の年間水準(317件)を上回わる見込みだそうです。

 

 平成30年1月~9月1~9月の人手不足倒産は負債総額で417億円だそうです。
 この勢いで増えれば、平成30年の倒産件数は400件前後、負債総額も550億円前後まで伸びる勢いです。

 

 人手不足問題の表面化を受け集計を始めた平成25年以降、ピークは件数が340件(27年)、負債総額が541億円(25年)で、新記録樹立の見込みだそうです。

 

 従業員が集まらない「求人難型」が前年同期比48.1%増の40件とのことですが、清算して黒字であれば会社を廃業・解散すればいいわけで、倒産するということは債務超過、金融機関も資金を貸さなかったための倒産でしょうから「需要が増加したにもかかわらず人手不足で対応できなくなり」というのは体裁がよいように発表したにすぎないということになります。

 

 「人件費高騰型」も41.6%増の17件で増加しているそうです。

 

 トラック運送業は、ドライバー不足がはげしく、高い人件費を支払わなければ従業員は雇えないし、高い人件費を払うと採算があわないということですね。

 

  やはり、清算して黒字であれば会社を廃業・解散すればいいわけで、倒産するということは債務超過、資金繰り悪化を理由として、金融機関も資金を貸さなかったための倒産でしょうから「人手不足で対応できなくなり」というのは体裁がよいように発表したにすぎないということになります。

 

 経営体力がある大企業や中堅企業は人手不足に苦しめられていても、倒産まではめったに至ることはありません。

 

 具体的に企業名はあげませんが、ブラック企業が淘汰されていくにすぎないかとも思います。
 例外はないことはないでしょうが・・・

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