2012年バックナンバー
近畿地方の計画停電
関西電力大飯原子力発電3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が今夏に間に合わない場合、電力使用制限令の発動の可能性はないとのことですが、計画停電の可能性はあります。
関西も、一度、昨年の東京の経験をした方がいいかも知りません。
関東の計画停電は、千代田区、中央区、港区は停電対象外でしたから、関西なら、大阪市北区と中央区全体が停電対象外となるでしょう。大阪市北区には、大阪市役所、関西電力本社がありますし、大阪市中央区には、大阪府庁、北浜の証券取引所があります。
もっとも、都庁のある新宿区は停電対象外としてもれましたが・・
大阪高等・地方裁判所は大阪市北区、大阪家庭裁判所は大阪市中央区にありますから「セーフ」でしょう。大阪弁護士会の会員の事務所も、ほぼすべてが、大阪市北区と中央区にあります。
私の自宅のある西宮市は完全にアウトでしょうが・・
よく考えてみれば、昔は、エアコンなどありませんでした。
電気を大量に使うから「ヒートアイランド」になるのであり、電気がなければ、それほど温度は上がらないでしょう。
昔は、扇風機だけですごしていました。
一度、電気なしの生活をするというのも、「いい経験」かもしれません。
もっとも、医療機関に電気がいかないということになると人命にもかかわりかねませんし、エアコンはともかく、冷蔵庫の中身は、計画停電でアウトでしょう。
原子力発電再稼働は「賭け」です。ほぼセーフでしょうが、「大当たり」で「アウト」になったとき、ダメージが大きすぎます。
今、世論の反対の多い、原子力発電を稼働させる必要もないと思います。
原子力発電は、メインテナンスをちゃんとしておいて、イラン状況の悪化などにより、石油の輸入ができないなどの「非常時」に再稼働というのが「穏当」なところでしょう。