本文へ移動

2011年バックナンバー

ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー

サッポロビールCMソングに
「 知っていますか 知ってるかい 世界のビールの名産地
ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー 旨いビールの合言葉
ミュンヘン、札幌、札幌、ミルウォーキー」
 というのがありました。

 すべて緯度が同じと勘違いしている人おられませんか。
 結構多いようです。

 札幌とミルウォーキー(アメリカ)は北緯43度前後でほほ同じです。
 しかし、ミュンヘンは北緯48度にあります。

 北緯43度といえば、イタリアのミラノ、フランスのマルセイユとほぼ同緯度です。
 ミラノからミュンヘンに行こうとすれば、大回りしなければスイスかオーストリアを通らないと着きません。小さいとはいえ、国をこえなければならないほど離れています。

 先程述べたように、ミュンヘンは北緯48度です。
 私が住んでいたボンの緯度は北緯50度です。
 北緯50度といえば、第二次世界大戦前の、樺太のソ連領と日本領の境界線でした。
そして、稚内市の宗谷岬が北緯45度31分ですから、ミュンヘンは北海道の北端より北にあります。

ミュンヘンは、大陸西岸は暖流である北大西洋海流のため気候は比較的温暖です。
 ですから、札幌、ミルウォーキーとならんで、ビールの生産量が多いというわけです。

 ちなみに、1人あたりのビールの消費量が一番多いのはドイツと思っている方おられませんか。
 ベルギーが1人あたりのビールの消費量トップです。
 ドイツは、案外、ビールではなくワインを飲む人が多いです。
 ちなみに、ドイツビールは、日本人の口に合わないのか、日本料理店や日本食販売専門の店には、キリンやアサヒのビールがおいてあったり、販売されています。
 しかし、間違っても、山梨県産のワインはありません。

TOPへ戻る