2013年バックナンバー
自衛隊の災害救助
平成25年6月21日、フリーアナウンサーの辛坊治郎氏らが、宮城県・金華山の南東海域で救助を求め、災害派遣要請を受け、海上自衛隊厚木基地から、救難飛行艇「US-2」が出動し、1機目は、波が高すぎて着水できず引き返しましたが、2機目が救出に成功しました。
着水時の波の高さは3メートル近く、風速も16~18メートルでした。
もっとも、自衛隊は、頼まれれば、救助に向かうと思います。
着水時の波の高さは3メートル近く、風速も16~18メートルでした。
政府が、パイロットの技量を高く評価し、部隊を対象にした特別賞状(第2級表彰)を検討しているそうです。
もちろん、首相の「人気取り」なのでしょうが(国民栄誉賞等もみんなそのようです)、キャスターとして「自己責任論」を強調してきた辛坊さんの救助に国費が充てられたことへの批判もあり、慎重に検討しているということです。
ただ、海難救助での、首相からの「表彰」は異例です。
平成22年8月12日、宮城県・金華山沖を航行中の韓国海軍のイージス艦「世宗大王」に乗組む韓国人男性兵士(22)が急病となり、災害派遣要請に基づき、海上自衛隊が「US-1A」救難飛行艇で海自厚木基地(神奈川県)に搬送したことがありました。
イージス艦「世宗大王」は、ハワイ周辺海域で行われた環太平洋合同演習(リムパック2010)を終え、韓国に戻る途中でした。
災害派遣で自衛隊が外国兵を急患搬送したのは初めてのことで、兵士に命の別条はないとのことでした。
韓国メディアは、無視はしませんでしたが、ごく小さい記事を掲載するにとどめました。
艦名の「世宗大王」は、ハングルをつくったとされる王様です。
1万ウォン札の肖像にもなっています。
仏教を迫害したことでも有名です。
京都テレビで「大王世宗」という連続ドラマが放映されていました。
韓国の歴史ドラマは「ファンタジー」(幻想)の世界です。それはそれで「つっこみどころ満載」で、おもしろいのですが・・
「世宗大王」という艦名は「まし」です。
韓国海軍には「安重根」(伊藤博文の暗殺者)という小型潜水艦がありますし、「独島」(島根県の竹島の韓国名)という強襲揚陸艦があります。
確実に、どこかの国に喧嘩を売っています。
もっとも、自衛隊は、頼まれれば、救助に向かうと思います。