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2013年バックナンバー

ルーブル美術館内でのスリ

平成25年4月18日、外務省は、パリのルーブル博物館(美術館)で、日本人などアジア人観光客を狙うスリ事件が多発しているとして、ホームページで注意を喚起しました。

「フランス:ルーブル美術館におけるスリ被害に対する注意喚起」

 その昔は、凱旋門付近、ルーブル美術館の外、あるいは、地下鉄内のスリが多かったのですが、入場料を支払っても割にあうということなのか、ルーブル美術館におけるスリが増えているそうです。

 ルーブル美術館の入場料は、18歳以上は11ユーロ(1400円くらい)ですが、18歳未満は無料です。

 スリの実行犯は、未成年者が集団ですることが多く(ロマ=ジプシー。女の子)、元締めがいます。
 慣れれば、それとわかりますが、すった財布を隠すために、「だぼたぼ」の服を着ています。
 私も、地下鉄で、何回かやられたことがあり、幸い、すべて「未遂」です。
 スリの技術は、知れていますから、注意さえしていれば、する瞬間にわかりますし、事前に気づかなくても、「すられた」瞬間にわかる程度のレベルです。
 日本のスリとは技術レベルが違います。

 でも、結構被害にあったという日本人は多いですね。
 海外ということで、注意力散漫になっているのでしょうね。
 なお、財布だけではなく、スマートフォンも狙われますから、外国では、持歩かないのが賢明です。値段は知れていますが、中の情報を再入力しようとするとつらいものがあります。

 ただ「被害にあわないのにどうしたらいいか」ということを考えるよりも、「被害にあっても大損はしない」ように、せいぜい財布には現金100ユーロ程度までにとどめておき、クレジットカード等は名刺入れなどに別保管(そこに、ホテルまでのタクシー代金程度の札をいれておく)するということが「正解」かも知れません。
 フランスは、地下鉄の切符ですらクレジットカードで購入できるくらい、クレジット社会です。
 逆に、小さいメトロの駅では、駅員がいても、窓口で切符や回数券(カルネ)を購入できないことがあるくらいです。

 せっかくの観光時間を「スリに会わない」ことにばかり注意していては逆効果ですね。


 ルーブル美術館では、「モナリザ」「民衆を導く自由の女神」「ミロのビーナス」「ニケ像」が多いようです。
 いかにも、パリ初心者を狙っているようですね。

 私が何度も何度も「狙われる」のは、「パリ初心者」に見えるからでしょう。
 ドイツ留学の2年間に、おそらく10回以上パリに行っていると思います。
 当時、電車(ボンからケルンとブリュッセルでパリ北駅につきます)で5時間、片道数千円程度でした。


 平成25年4月10日、ルーブル美術館は、スリ事件のあまりの多さに職員らが対応できないとして美術館を一時閉鎖したとの報道がありました。
 本当でしょうか。
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