よもやま話 バックナンバー1/2
中国人旅行者
今年1年間では、観光庁の試算で過去最高の180万人(昨年約100万人)に達する見込みとなり、韓国(昨年159万人)と台湾(昨年約102万人)を抜きトップになりそうです。
中国本土からの旅行者が目立つようになりました。
大阪でも、簡体字の中国人のツアーバスなども目立ちはじめていますし、大阪の高級ホテルからビジネスホテルまで、中国人が「おしよせている」ようです。
ターミナル駅などの表示にも、日本語、英語、簡体中国語、ハングルが並んでいるのを多く見ます。
日本の流通業界、観光業界は不況です。
中国人の旅行客は、他の国からの旅行客と違い、電化製品やブランド品など多くのお金を使ってくれるので大歓迎というところでしょう。
ホテル業界も同じです。
中国語対応の職員増員などにより、積極的に中国人旅行者を受入れようとしています。
ただ、国民性の違いから、マナーを巡るトラブルは絶えないようです。
中国人旅行者が集団で大声で話しながら食事をしたりするのはともかく、順番待ちをせずに割込んでくることなどは、日本人には耐えられないことでしょう。
基本的に、本国は人口がやたら多く、きびしい「生存競争」をしていて、上品にしていたら、何もかも後れを取ってしまうという国柄から、やむを得ないことがあるのかも知れません。
ヨーロッパなどでも、中国人旅行者が目立つようになりました。
ただ、全般的に、日本に来る中国人旅行客よりは、若干「上品で」「おとなしく」しているという印象を受けます。
ヨーロッパに旅行にいけるだけの「客層」と、日本に来る「客層」は違うのかも知れません。
裕福な人は、「余裕」はあるのでしょう。
ただ、日本人とは、比べものにはなりません。
日本に来る中国人旅行客は、日本の景気などを考えると「熱烈歓迎」なんでしょうね。
あまり「損」をすることはありません。
ただ、ヨーロッパに旅行したときなど、中国人のマナーの悪さから、「東洋人くくりで」「一緒にしないでくれ」と言いたくなることがあります。
ただ、中国の勢いからして、中国人旅行客は増えていくでしょう。
なにせ人口が多いですから、「数で」「押しのけられる」ことが増えるかも知れません。