よもやま話 バックナンバー1/2
前払い
英会話学校が、また倒産しました。
通常は、「月謝」で、損をしても1ヶ月分なのでしょうが、気前よく1年前払いをしていた生徒さんもいたのでしょう。
通常、破産にも費用がかかりますから、入金が最大となったタイミングで、破産の申立をするのがセオリーです。
ある意味セオリー通りの時期に破産申立をしたことになります。
確かに、前払いをすると単価が安くなります。
それにつられて、長期間の授業料の前払いをするというのは「危険」であるということがよく分かったと思います。
ただ、「前払い」には、単価が安くなるほかに、別の「メリット」があります。
英会話学校やフィットネスクラブのように、「何が何でも行かねばならない」ということがなければ、次第に「おっくう」になっていくものです。
「今日はしんどい」「来週、今日の分もあわせて通おう」などと、自分に都合のいい言い訳をして、ずるずる休んだりするものです。
これに対し、「前払い」をしておくと、「何が何でも元を取らなければ」という気になって、通い続けることができます。
なかなか難しい問題ですね。
ただ、英会話学校やフィットネスクラブの経営など、傍目(はため)に分かるはずもありません。
一括の前払いは損ですね。
NOVAで「懲りた」人もいると思いますが、他人が痛い目にあっても、自分には関係ないと思う人が多いのでしょうね。