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2015年~2017年バックナンバー

正社員求人9月1.02倍・過去最高 人手不足鮮明に

  雇用情勢の改善が続いています。

 厚生労働省が、平成29年10月31日に発表した平成29年9月の正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍で、前月より0.01ポイント上がりはじめました。

 

 統計をとり始めた平成16年以降で最高で、4カ月連続で1倍を上回る高水準をキープしています。

 

 景気回復に人手不足が重なり、企業は正社員採用を増やして人材の囲込みを進めています。

 

 求人を出しても企業は思い通りに採用できていない現状があるようです。

 実際に職に就いた人の割合を示す充足率(季節調整値)は14.9%で「7人雇おうとしても採用できるのは1人」という計算になります。

 

 総務省が、平成29年10月31日発表した平成29年9月の完全失業率は、前月と同じ2.8%でした。

 求人があっても職種や勤務地など条件で折り合わずに起きる「ミスマッチ失業率」は3%程度とされますから、3%を割れは、働く意思のある人なら誰でも働ける「完全雇用」状態にあるといえます。

 

 平成29年9月の正社員は3483万人で、前年同月より76万人増えました。
 伸び幅は1年5か月ぶりの大きさでした。
 非正規社員は2万人減り、7カ月ぶりに減少に転じました。

 また15歳~64歳の人口に占める就業者の割合を示す就業率は75.8%で、前年同月より0.8ポイント上がりました。
 比較可能な昭和43年以降で最高を記録しました。

 

 平成26年における、正規(男性)の平均年収は532.3万円、非正規(男性)の平均年収は222.0万円と、310.3万円の差があります。

 

 平成27年における、正規(男性)の生涯年収は1億8152万9800円、非正規(男性)の生涯年収は1億275万8300円です。

 

 若い有権者に、自民党支持が多いのは、ちゃんとした理由があります。

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