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2015年~2017年バックナンバー

元TBS記者でジャーナリスト不起訴相当

 元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏から準強姦被害にあったとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、警視庁に被害届を出して東京検察が不起訴とした件に対し、東京第6検察審査会は平成29年9月22日、「不起訴相当」の議決を公表しました。

 

 伊藤詩織さんは、平成27年4月に被害にあったとして、平成29年5月に検察審に審査を申し立てていました。

 

 検察検査会の議決に対する山口敬之氏と伊藤詩織さんとのコメントは以下の通りです。

 

 山口敬之氏のコメント

 

 各種報道でご存知の方も多いと思いますが、昨年7月に出た不起訴処分に対して某女性が、平成29年5月29日に不服を申立てた案件について、検察審査会は「不起訴が妥当である」との議決を致しました。

 

 これによりこの案件は完全に終結し、不起訴が確定しました。

 

 様々な判断から、不起訴確定までは発信を控えておりましたが、沈黙を守っている間も多くの方から励ましとご支援のメッセージをいただきました。改めまして深く感謝申し上げます。

 

 一方で、同じ期間に、私を犯罪者と断定するような発信を繰り返すメディア、政治家、記者、コメンテーターも少なからず存在しました。

 そうした事実に基づかない雑音の中で、一般国民から選ばれた11名の審査員の方々が、全ての証拠・証言を慎重に検討した結果、不起訴が確定した事に安堵しております。

 

 なお、週刊朝日は、以下のとおり報じていました。
 

 伊藤詩織さんは、捜査過程にも疑問を感じている。告訴状を受理した警視庁高輪署は逮捕状をとったのに、山口氏は逮捕されなかった。詩織さんは捜査員から「警視庁幹部の指示で逮捕を取りやめた」と言われたという。山口氏は書類送検され、東京地検は嫌疑不十分で不起訴とした。

 

 安倍政権と太いパイプを持つ山口氏だけに「何らかの圧力があったのではないか」との見方もある。

 

 山口氏は本誌の取材に対し、法律的な問題と道義的な問題が存在していると前置きして、こう反論する。

 

「私はまず『法に触れることはしていない』という自らの主張を完遂する必要に迫られている。あたかも犯罪者と断定するかのような報道や主張が大量に流布されていて、道義的な観点からの見解を発表できる段階にはない」

 

 逮捕状が本当に出ていたのかわかりません。

 秘密重視の逮捕手続きに、そう簡単に令状が発布されたかどうか第三者にはわかるというのが不思議です。

 逮捕状が出ていたとして、冤罪による逮捕という警察の不祥事は避けられました。

 なお、準強姦は、立件が難しいです。起訴されても無罪が比較的多く出ます。

 最近、医師に無罪判決というニュースがありました。

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