2015年~2017年バックナンバー
ロヒンギャ難民
ミャンマー(ビルマ)にロヒンギャという少数民族がいます。
ミャンマー(ビルマ)は仏教国ですが、ロヒンギャはイスラム教徒です。
ほとんどが、バングラデシュに接しているラカイン州に居住しています。
ミャンマー(ビルマ)はロヒンギャを迫害し、戸籍(出生証明書)も作成しないほどです。
ですから、正確な人口さえわかりません。
平成29年8月25日、ロヒンギャの武装集団がミャンマー治安部隊を攻撃したことがきっかけで、ミャンマー(ビルマ)軍が大規模な報復に乗り出しました。
軍隊が、自国の少数民族をジェノサイド(大量虐殺)するということですから、ただごとではありません。
国連特別報告者(Ms. Yanghee Lee(Republic of Korea))によると、バングラデシュに流入したロヒンギャ難民は70万人に上っているそうです。ただ、韓国人は、何かにつけ思い切り数字を盛りますから、どうなんでしょう。
バングラデシュのアリ外相は、バングラデシュに駐在する欧米やアラブ諸国の外交官らや、国連諸機関の代表らと会談し、政治的解決とロヒンギャのための人道援助への支援を求めました。
この問題についてアウン・サン・スー・チー国家顧問はこれまで積極的な発言を避けてきましたが、平成29年9月7日、メディアの取材に応じましたが、「だれもが法の下で守られるようにしたい」と述べる一方、「ラカイン州の問題は何十年も前から続く非常に大きな挑戦だ。われわれが政権を取ってからわずか18か月ですべてを解決しろと期待されるのは少し不合理だと思う」とも述べ、国際社会からの批判に対し弁解しました。
もっとも、本当の正義がどちらにあるかはわかりません。
ただ、イギリスが張本人であることは確実です。