2018年バックナンバー
雑記帳
皇位・王位の承継
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
翌年には、天皇陛下の譲位と、皇太子殿下の天皇陛下即位が予定されています。
皇位・王位の承継に「Le Roi est mort, vive le Roi !」という言葉が用いられます。
元の言葉はフランス語ですが、英語の「The king is dead! Long live the King!」が有名です。
日本語訳は「王様は死んだ」「王様万歳!」です。
「死んだ」方の王様は従前の王様です。
「王様万歳!」方の王様は、新しい王様です。
君主が亡くなってから、新しい君主を決めるという方法もありますが、次順位の君主となるべき人(日本の場合は、皇太子、皇太孫、皇嗣)を定めておくという方法が一般です。
現君主が死亡したと同時に、次順位の君主(日本の場合は、皇太子、皇太孫、皇嗣)が、当然に、新君主になります。
天皇になったり、国王になったりするわけです。
天皇や王が在位していない期間が存在することは、法的な困難が生ずるために「王は死んだ」「王様万歳!」と続けることで、即位の礼や戴冠式前であっても後継者の天皇や国王になるということにします。
昭和天皇が崩御されたときも、皇太子であった今上陛下が、昭和天皇が崩御されると同時に天皇陛下になられました。