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2018年バックナンバー

雑記帳

平昌五輪のアイスホッケー女子

  平昌五輪のアイスホッケー女子は、韓国が北朝鮮と合同チームをつくることが平成30年1月20日、正式に決まりました。


 五輪初の南北合同チームは韓国選手23人、北朝鮮選手12人で構成するそうです。

 

 五輪まで1カ月もない時期に、合わせて35人もいる大所帯の新生チームはどうやって練習するのか、コンビネーションはどうするのか、選手不在の決定としか言いようがありません。

 

 日本代表チームの山中監督は、平成30年1月17日に「韓国の監督を思うと、この時期に選手を変更されるのは正直同情するところもある」。
 まさにそのとおりですね。

 

 韓国は、特例として、22人のベンチ入りする選手を増やせと主張したようですが、もともと無理な話で、他の国の22人と同じ、最低3人は北朝鮮選手ですから、韓国の選手は最低3人「はじきだされ」ます。

 

 国際オリンピック委員会(IOC)自身が、大会直前になって選手の登録人数というルールをねじ曲げました。
 マイナスの影響を受けるのは特例を受ける側だから、いいだろうという問題ではありません。


 平昌五輪のアイスホッケー女子には8チームが出場します。

 

 1次リーグは2017年の世界ランキングにより、上位のA組と下位のB組に分けられ、A組にはランク1位のアメリカ、2位のカナダ、3位のフィンランド、4位のロシア(個人資格での出場)と、B組には5位のスウェーデン、6位のスイス、9位の日本、開催国韓国(22位)が決まっていました。

 

 世界ランキングは、7位がドイツ、8位がチェコですが、日本チーム(スマイルジャパン)は、最終選考試合で、最後の1枚の出場切符をつかみました。

 

 まず、B組のスウェーデン、スイス、日本、南北合同チームのうち上位2か国が、A組の下位2か国であるフィンランド、ロシアと対戦し、勝者2チームが、アメリカ、カナダとトーナメントで争います。

 

 日本がベスト4に入るためには、スウェーデン、スイス、韓国との総当たり戦で2位までに入ったうえ、フィンランドあるいはロシアに勝たなければなりません。
 決勝進出のためには、アメリカあるいはカナダに勝たなければなりません。

 

 日本チームとしては、スウェーデン、スイスはランク上位ですが、日本、スウェーデン、スイスの3か国での結果が1勝1敗での勝抜けは期待できます。

 

 日本、スウェーデン、スイスは、いずれも、韓国(合同チーム)から勝星をとることを計算できるようになりました。

 

 韓国チームは、実力で出場権を得た日本チームと、平成29年2月の札幌アジア大会の日本戦では0―3と健闘していますから、合同チームではなく、韓国チームがでていれば、日本、スウェーデン、スイスから金星をとる可能性もなくはなかったのですが、合同チームになれば弱体化しますから、間違いなく3敗でしょう。

 やる気を出せといっても無理でしょう。

 

  日本、スウェーデン、スイスにとっては有利ですが、有利になればよいというものではないでしょう。

 

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