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2018年バックナンバー

雑記帳

大雪で成田閉鎖、関空に続々着陸 上空で順番待ちも

 平成30年1月22日に、関東地方に大雪が降りました。

 

 東京出張を予定している人はともかく、関西に住んでいる人間にとっては関係がないから、関東ローカルの放送を、全国ニュースのトップにもってくるのもおかしいと考えた人も少なくなかったと思います。

 もちろん、大阪も雪に弱い都市ですが、東京のように雪は降りません。

 

 関東地方の大雪の影響で22日夜に成田空港が一時閉鎖され、着陸できなくなった航空機が関西空港に続々と到着する事態になりました。

 

 成田空港が22日午後7時すぎに閉鎖されたことから、午後8時50分ごろから1時間余りの間に、香港やフィリピンのセブ島などから成田に向かっていた14機の航空機が、目的地を変更して関空に着陸しました。

 

 ダイバートですね。
 

 関空でも、航空機が大挙して関空に向かったため、上空では順番待ちが発生して、イスタンブール発のトルコ航空52便は燃料が不足する恐れがあるとして、連絡を受けた関西エアポートが午後9時48分に緊急着陸したそうです。

 

 関空には、2本滑走路があります。

 

 1本目の滑走路はA滑走路(3500m)、2本目の滑走路はB滑走路(4000m)と呼ばれています。
 B滑走路は、4000mありますから(成田空港のA滑走路と同じく日本最長)、どんな機種でも最大離陸重量で離陸出来ます。

 

 1本目の滑走路を整備した第1期工事だけで事業費は1兆5000億円、第2滑走路を建設する2期工事も総事業費は、ほぼ同額でした。

 

 2期工事は旅客ターミナルや貨物の積み卸しを行うエプロンの建設を断念して投資額を削りましたが、9000億円に迫まりました。

 

 ただ、2期工事は、さすがに「無駄」という議論がありました。

 

 成田羽田の両空港が利用不可能なときのバックアップの意味もあり、大阪に、どんな航空機でも離着陸の可能な滑走路の長い空港をつくる意味があります。

 

 14機の航空機のうちには、関空以外に着陸が難しいという航空機があったかも知れません。

 

 また、2本ある関空の滑走路がパンク状態で、上空では順番待ちが発生していたくらいですから、1本しか滑走路がなければ、大変なことになっていたと思います。

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