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2018年バックナンバー

雑記帳

「安倍首相は出しゃばるな」「内政干渉」韓国与党が北朝鮮の代弁者に

 マティス・アメリカ国防長官は、平成30年1月4日、国防総省で記者団に、平昌冬季五輪期間中にアメリカ韓合同軍事演習を行わないことでアメリカ韓首脳が合意したことについて、3月18日に平昌パラリンピックが閉会した後に演習を実施することを明らかにしました。

 

 五輪期間中に演習を実施しない理由についてマティス氏は、韓国軍部隊の多くが五輪会場の警備などに忙殺され、兵站上の問題から実施が難しくなるためと説明し、ホワイトハウスも「五輪の安全確保に集中するため」と発表しました。

 

 ホワイトハウスによると、トランプ大統領は平成30年1月4日に行われた韓国のムン・ジェイン大統領との電話会談で、アメリカと韓国が北朝鮮に最大限の圧力をかけ続ける一方、これまでのように北朝鮮と核合意を結んでは裏切られるという「過去の過ちを繰り返さない」との立場で一致ました。

 

 マティス氏は、北朝鮮の対話申し出が「偽りのない和平提案であるかどうかは分からない」と指摘し、南北対話が近く実現したとしても、国際社会が求める朝鮮半島の非核化に向けた交渉につながるかどうかを判断するのは時期尚早であるとの見解を示しました。

 

 大切なのは、トランプ大統領とムン・ジェイン大統領は、アメリカと韓国が、北朝鮮に最大限の圧力をかけ続ける一方、これまでのように北朝鮮と核合意を結んでは裏切られるという「過去の過ちを繰り返さない」という立場で一致していることです。

 

 北朝鮮は、オリンピックに参加する見返りに、韓米合同軍事演習の永久中止まで要求している有様です。
 また、オリンピック開会式の前日である平成30年2月8日に、軍事演習をするなど、戦闘モードむき出しです。

 

 平成30年2月3日、安倍首相がムンジェイン大統領との平成30年2月9日に実施される首脳会談で、核・ミサイルによる挑発行動を続ける北朝鮮に圧力をかけるため、平成30年3月中旬に平昌パラリンピックが閉会した後に速やかに米韓合同軍事演習を実施するよう求めることが分かりました。

 

 ムン大統領の与党「共に民主党」の李錫玄議員は、平成30年2月5日、ツイッターで「ペンスアメリカ副大統領は祝いの家に叫びに来て、安倍首相は他人の家へ出しゃばる気だ。平昌五輪が終われば即、韓アメリカ合同軍事演習をしろと内政干渉まで(する)」と批判しました。

 与党「共に民主党」の魏聖坤議員も、平成30年2月5日、党の会議で「韓アメリカ軍事訓練をいつどうやるかは米韓の協議で決定することだ。あれこれ言うものではない」と批判しました。

 

 また、ムン政権周辺からも、同様の意見がでているとのことです。

 

 核なき朝鮮半島が、北朝鮮を除いて、国連加盟各国の一致した意見であることは、北朝鮮への制裁にあらわれていますね。

 

 前記の通り、トランプ大統領とムン・ジェイン大統領は、アメリカと韓国が、北朝鮮に最大限の圧力をかけ続ける一方、これまでのように北朝鮮と核合意を結んでは裏切られるという「過去の過ちを繰り返さない」という立場で一致していることです。

 

 安倍首相がムンジェイン大統領との平成30年2月9日に実施される首脳会談で、核・ミサイルによる挑発行動を続ける北朝鮮に圧力をかけるため、平成30年3月中旬に平昌パラリンピックが閉会した後に速やかに米韓合同軍事演習を実施するよう求めるのは当然のことです。

 

  核なき朝鮮半島が至上命題だからです。日本は、北朝鮮からの危機にさらされています。

 

 五輪目前に韓国与党議員らが、北朝鮮の主張を代弁するかのようなことを言うというのは情けないことです。

 

 なお、韓国の野党である自由韓国党の申普羅院内報道官は「同盟国・米国の副大統領と隣国の首相に対して侮辱的な言動をはばからない一方で北朝鮮の肩を持つ様子にはただあきれる」とし、「玄松月は女王のように手厚くもてなしながら、日本と米国のの最高級要人にはこのように無礼でもいいのか」と指摘しています。

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