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2018年バックナンバー

雑記帳

方向感覚

 人には、生まれもった、あるいは、経験などで獲得した方向感覚があるものです。
 
 行ったことがなくても、地図を見るだけで、間違いなく目的地にたどり着く人もいますし、逆に、何度行っても、場所がわからずまよってしまうという人があります。
 
 「方向音痴」といいます。
 
 東西南北の「絶対方位」がわかる普通の人なら、夜などの場合を除き、太陽の位置をたよりに、地図を見ながら、目的地にたどり着けます。
 
 私の事務所の地図などは、御堂筋に面していますし、地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅1番出口から北(厳密には、数度東に傾いています)へ徒歩5分ですから、もっとも「迷うことがない」場所にあると思います。
 
 私の事務所は、前に、別のビルにあったのですが、簡単に説明できないため、道案内は大変でした。
 
 今の事務所でも、道に迷う方は多いですね。
 あまり、はじめての方に、夜に来てもらうということはないのですが、「北」がわからなければ話になりません。
 
 本町方向(南)に歩いていってしまったり、北浜方向(東)や堂島方向(西方向)に歩いていってしまう方が多いのにはびっくりします。
 
 道に迷って電話をかけてこられた際、「目の前に何が見えますか」と聞くことにしているのですが、とんでもないところにいることがわかり、「もう一度、淀屋橋駅に戻って、そこから電話してください。道順をお教えします」ということも珍しくありません。
 
 「5分歩いて」が「10分歩いて」という距離なら大変です。
 
 もっとも、普通は迷いませんから「淀屋橋についたら電話してくださいね」ということはありません。
 
 また、御堂筋も知らずに、自動車で来ようとする人がいますが、電車が正解でしょう。
 
 大阪の地理になれていても、一方通行のため、大回りする人が結構おられます。
 
 あと、カーナビなのですが、一方通行の多い地区が目的地の場合、あまり役にたたないようです。私の事務所のあるビルなのですが、正面入口まで自動車を走らせてしまうと、駐車場探しに2キロ近い迂回をしなければなりません。タクシーや依頼者と送り迎えの人が別なら問題ないのですが・・
 
 先ほどのとおり、通常の人なら、昼間なら太陽の位置を見て、その土地での東西南北の方角を判断することになりますから夜間は嫌ですね。
 
 とくに、雨の日などは、傘を差していて、カバンが左手、傘が右手、地図をもつ手がありません。
 
  そんなところに限って、タクシーがつかまらないんですよね。
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