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2018年バックナンバー

雑記帳

太陽暦と太陰暦

 平成30年2月16日は旧正月でした。中国では「春節」と呼ばれ、日本の正月以上に盛大な「お祭り」となります。

 

 台湾・韓国・ベトナム・モンゴル(ベトナム・モンゴルは、中国と日が違うことがあります。台湾は中国本土全体が自分の領地であると主張していますから中国本土と同じなのは当然として、韓国は、旧宗主国の中国の時差に無理にあわせていますから中国と同じ日になっているそうです)なども、旧正月を盛大に祝います。

 

 日本で暦(こよみ)といえば、旧暦(天保暦)と新暦(グレゴリオ暦)があります。

 

 私は、関西出身なので、お盆は、全国「8月15日」だろうと思っていたのですが、大学入学のため東京に行ってびっくり。

 

 なんと「7月15日」でした。

 

 関西では、お盆は8月なのに対し、東京では、お盆は7月のため、1ヶ月ずれているのですね。
 関西生まれで、東京でなくなったご先祖さんの霊は、いつ、戻ってくるべきか迷うでしょうね。

 

 なお、日本で正月といえば、新暦の1月1日、2日、3日と休みなのに対し、通常の日本人は、旧暦の正月=旧正月は、通常、何月何日であるかさえ知りません。

 

 中国や韓国では、日本とは異なり、改暦以前からある祝祭日や年中行事は、旧暦で祝うのが普通のようです。
  新暦1月1日は単なる1日の休日で、旧正月が盛大に祝われます。

 

 もちろん、旧暦・太陰暦ですから、太陽暦・新暦に換算すると、移動しているようにみえます。
 2009年(平成21年)1月26日
 2010年(平成22年)2月14日
 2011年(平成23年)2月3日
 2012年(平成24年)1月23日
 2013年(平成25年)2月10日
 2014年(平成26年)1月31日
 2015年(平成27年)2月19日
 2016年(平成28年)2月8日
 2017年(平成29年)1月28日
 2018年(平成30年)2月16日
 2019年(平成31年)2月5日
 2020年(元号未定) 1月25日 

 

 なお、西洋が、すべて太陽暦で動いているかというと、違います。

 

 例えば、復活祭とは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目によみがえったことを記念する日で、「イースター」ですね。

 

 なお、復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、太陽暦に換算すると、移動しているようにみえます。

 

 カトリック・プロテスタントと、正教系(ギリシア正教、ロシア正教など)は違うのですが、日本は、カトリック・プロテスタントで復活祭を祝っていますから、それに従いイースターの日を書いておきます。

 

 2009年(平成21年)4月12日
 2010年(平成22年)4月4日
 2011年(平成23年)4月24日
 2012年(平成24年)4月8日
 2013年(平成25年)3月31日
 2014年(平成26年)4月20日
 2015年(平成27年)4月5日
 2016年(平成28年)3月27日
 2017年(平成29年)4月10日
 2018年(平成30年)4月1日
 2019年(平成31年)4月21日
 2020年(元号未定) 4月12日

 

  なお、「2018年ライン下り時刻表」 を、ご覧ください。
 

 「Hauptsaison 14. April – 14. Oktober 2018」と記載されているところは、夏ダイヤで、平成20年4月14日から10月14日に運行されるダイヤです。

 

 私がドイツに留学していたしていた時は、ライン下りの夏ダイヤと冬ダイヤ境目の日は、今と同じように、復活祭の日から勘定して何日目というふうに決められていました。

 

 私がドイツ留学していたとき、某大手旅行業者が、ライン下りの夏ダイヤと冬ダイヤの境目の日は、太陽暦に従っている、つまり、毎年同じものと考え、昨年の表を見て、ライン下りの夏ダイヤが始まっていない日について、夏ダイヤの「ライン下り」を日程表に書いしまい(冬ダイヤは、かなり間引きます)、添乗員が平謝りのうえ、バスで「ライン下り」をするという「ドジ」を踏んだということを聞いたことがありました。

 

 今でも、太陰暦は生きています。
 太陽暦が一般的な国においても・・
 思わぬところで、足もとをすくわれないように注意してください。

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