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2018年バックナンバー

雑記帳

時差

 時差というものがあります。

 

 地球1周が360度、24時間ですから、経度15度あたり1時間となります。

 

 英国ロンドンのグリニッジにある天文台が0度で、東へ行くと「+」、日本標準時である明石市は東経135度ですから、9時間進んでいることになります。西へ行くと「-」です。

 

 ちなみに、グリニッジ天文台へ行くと、どんな子供でも、地球の東半球と西半球双方またぐことができます。絶好のカメラ・ポイントです。

 

 ちなみに、当然、英国が大帝国であったころの名残ですが、「結果オーライ」的な面があります。グリニッジの反対側に「日付変更線」がくるのですが、海がほとんどで、大国はありません。

 

 他に、ちょうど反対側に大国のない地点はないようです。


 大きな国には、時差がありますよね。

 

 アメリカは有名です。大リーグ中継などでおなじみでしょうが、ヤンキースタジアム(EST)と、マリナーズのセーフコフィールド(PST)では3時間の時差があります。

 

 ヤンキースのホームゲームの試合のライブのあとに、マリナーズのホームゲームの試合がライブで中継できるのはこのためです。

 

 あと、カナダ、ロシアなどが国内時差をもうけています。

 

 ただ、中国では、標準時となるべき経線が、東経75度(ごく一部)、90度、105度、120度、135度(日本と同じ。ごく一部)と、5本にまたがっています。

 

 西端の東経75度と東端の東経135度は、わずかかすっているだけなので省くとしても、通常なら、北京、上海などを含む、東経120度を基準としての東部時間、東経105度を中心とした中央時間(西安、重慶)、東経90度を中心とした西部時間(ウルムチ)に分けても不思議ではありませんが、東経120度を基準とする標準時が1つあるだけです。

 

 確かに、サマータイムは、経度15度ずらすのと同じ効果があり、先進諸国に取入れられていることですから、西安、重慶などの15度は問題ないでしょう。もっとも、ウルムチの30度はひどいですね。もっとも、砂漠ばかりで人はあまりいません。

 

  次に、通常は、順当に並んでいるのですが、そうでない国々があります。

東南アジア地図」 をご覧下さい。

 タイは、日本から見て「-2」時間、マレーシアやシンガポールは「-1時間」、どう見ても同じ時差の位置にありそうです。


 タイの「-2」は、香港の「-1」からみて、経度からみて妥当で、マレーシアやシンガポールの「-1時間」がおかしいようです。香港、マレーシア、シンガポール(昭南島)と、旧イギリス植民地つながりなんでしょうか。

 

ヨーロッパ地図」 をご覧下さい。
 

 東はハンガリーから、西はスペインまで、日本から見て「-8」時間(サマータイム時「-7時間」)、イギリスと、アイルランド、ポルトガルのみが「9時間」(サマータイム時「-8時間」)、 ハンガリー、オーストリア、スイス、フランス、スペインに時差が全くないのは不思議です。

 

  ハンガリーは、朝が早く日が昇り、夜早く日がしずみます。

 

 スペインは夜遅く日が昇り、夜遅く日がしずみます。

 

 スペインの人は「宵っ張り」と記載されているガイドブックがありますが、全くその点がないわけでもありませんが、日がしずんでからの時間と考えれば、そんなに「夜更かしの不健全な国民」ではありません。

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