2018年バックナンバー
雑記帳
80対20の法則
「80対20の法則」(80:20 rule )をご存じでしょうか。
成果や結果の8割は、その要素や要因の2割に基づくという「一般法則」です。
「全所得の8割は、人口の2割の富裕層が持つ」
「売上の8割は、全顧客の2割に依存している」
「故障の8割は、2割の部品により生じる」
とか、いろいろバリエーションがあります。
一部、パレートの法則と重複しています。
法律事務所でも「全利益の8割は、2割の事件から生じる」(逆にいえば、8割の事件の利益は、合計しても全利益の2割にしかならない)、「弁護士の手数の8割は、2割の事件に費やされる」などと応用できそうです。
手数の8割をかけた事件が、8割の利益をもたらしてくれたら理想なんでしょうが、全利益の2割以下ということが多いようです。
ただ、2割の利益しか生みださない8割の事件でも、結果が好ましければ、利益を生みだす事件を紹介してもらうきっかけになるかも知れません。
また、公益のため、利益度外視の事件もしなければならないのが、弁護士の仕事ではあります。