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2018年バックナンバー

雑記帳

スクリーンドア

 「ホームドア」あるいは「スクリーンドア」をご存じでしょうか。正式には「Platform screen door」といいます。

 

 プラットホームの線路に面する部分に設置される、可動式の開口部を持った仕切りのことですね。
 ホームからの事故による転落、ホーム上の人と列車との衝突、ホームからの自殺やホームからの突落としなどが防止できます。

 

 ドアは列車の扉の開閉に合わせ、自動で開閉します。形状は、東京メトロ南北線のように天井までほぼ完全にホームを被うものと、新幹線新神戸駅のようなに腰高程度までのものがあります。

 

 効果は、天井までほぼ完全にホームを被う方が大きいです。乗越えての自殺や、他人を突落とすことはできません。

 

 しかし、まず、列車の扉の混在を防がなくてはなりません。たとえば、特急列車も急行列車も普通列車も停止する(ドアの数と位置が違います)阪急梅田駅や阪急夙川駅では困難ですね。

 逆に、阪急甲陽園駅は普通列車しか止まりませんが、混合うことはありませんから設置するだけ無駄です。

 

 また、扉数をそろえても、停止位置がずれたら調整、2つのドアが、それぞれ1回、合計2回開しますから、ラッシュ時の高密度運転が難しくなる欠点があります。

 

 また、増収に結びつきづらい一方、設置費用がかさむという欠点があります。

 

 日本でも、新しい路線・駅などには採用されています。

 

 なお、大阪の地下鉄(民営化されます)などは、すべての車両のドアが同一ですから、ホームドアを設置することは難しくありません。

 大阪市営地下鉄今里筋線には設置されています。
 また、御堂筋線の心斎橋駅にも設置されています。

 

 そういえば、JR東西線の北新地駅にはホームドアが設置されています。
 やはり、酔客が、線路に落ちるのを防ぐためなんでしょうね。

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