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2018年バックナンバー

雑記帳

公示地価「ミナミ」が初めて「キタ」を逆転

 平成30年3月27日公表した公示地価(平成30年1月1日時点)は、地方圏の商業地が前年比0.5%上昇し平成12年以来26年ぶりにプラスに転じたと報じました。

 

 大阪を訪れる訪日客は年々増加しており、昨年1000万人を超えました。

 

 大阪といえば「キタ」(梅田エリア)と「ミナミ」(難波・心斎橋エリア)が代表格です。

 

 中心部の御堂筋沿いの商業・オフィスビルには近年、海外投資家が注目し、外資系ファンドが取得後、有名ブランドのテナント誘致やビル改装で価格を上げて売却する例が相次いでいます。

 

 まあ、ここまでは、昨年(平成29年)と同じです。

 

 びっくりするのは、大阪の最高価格は、商業ビルであるクリサス心斎橋(大阪市中央区)で、1㎡あたり290万円上昇し1580万円となり、平成25年から平成29年まで最高価格地点だったグランフロント大阪(大阪市北区。平成30年の1㎡あたり1500万円)を初めて抜いたことです。

 

 クリサス心斎橋は、道頓堀川にかかる戎橋に隣接し、ファストファッションショップや飲食店が入居しているビルだそうです。

 

 大阪市北区以外の地点が最高価格になるのは、昭和45年の調査開始以来初めてのことだそうです。

 

 原因はインバウンドにありそうです。

 

 私は、あまり「ミナミ」にはいかないのですが、時間帯や場所によっては、ここは日本かと思うほど、外国人旅行客であふれています。

 

 心斎橋、道頓堀、黒門市場などは、旅行客にとって、ビルが並ぶキタより大阪らしさを味わえると人気のようです。

 

 旺盛な消費や宿泊需要を見込むドラッグストアやホテルの出店競争も地価を押し上げているとのことでした。

 

 観光庁の調査によりますと、宿泊施設の平均客室稼働率は大阪府が83.1%で昨年に続き全国トップとのことです。

 

 いつまで、続くのでしょうか。外国人観光客に依存しすぎるというのは賢明ではない気がします。

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