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2018年バックナンバー

雑記帳

カトリックとプロテスタント

 海外旅行に行くと、ヨーロッパやアメリカの教会が観光名所になっていることがあります。

 「カトリック」の教会なのか「プロテスタント」の教会なのか、疑問に思うことがあります。
 

 私は、ドイツ留学時代に聞いた話では、カトリックは聖母マリアを特別な存在としているので、聖母マリアの絵や像のある教会はカトリック、聖母マリアの絵や像のない教会はプロテスタントだそうです。

 例外はないわけでもありませんが、おおよそあたっているようです。

 

 なお、聖母マリアは天使のお告げにより、イエスを懐胎して生み「地上」の生涯を終えると、肉体と霊魂とともに天国にのぼった「神に近い」存在と考えますので、礼拝の対象となり、聖母マリアの被昇天の日(ドイツ語。Himmelstag)である8月15日は、フランス、イタリア、ベルギーなどカトリックの国では祝日です。オランダやイギリスなどプロテスタントの国では平日です。

 ちなみに、ドイツはかなり特殊で、州の権限が強いため、バイエルン州だけが祝日で、他の州では平日となっています。

 

 ちなみに、韓国も8月15日は祝日ですが、日本の終戦記念日で、聖母マリアの被昇天の日という理由ではありません。念のため。

 

 また、イエス・キリストは、金曜日にはりつけになり日曜日に復活したとされていますので、カトリック教徒は金曜日には肉食を避けます。金曜日になると、大学の学生食堂にも魚料理がメニューに並ぶことになります。
  プロテスタントは金曜日に肉食を避けることはないとされています。

 

 あと、いろいろ違いはありますが、「神父」はカトリック、「牧師」はプロテスタント程度を覚えておけば十分ではないでしょうか。

 

 なお、日本ではポピュラーではありませんが、正教会(Orthodox Church)や東方教会と呼ばれる宗派があります。
 ギリシャ正教とか、ロシア正教とか、国の名前がつきます。

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