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2018年バックナンバー

雑記帳

ハリー・ハリス提督が、駐韓大使に任命へ

 アメリカのワシントン・ポスト(電子版)は、平成30年4月24日、トランプ政権が駐韓大使に太平洋軍トップのハリー・ハリス司令官(海軍大将・提督。 four-star commissioned naval flag officer)を指名することを検討していると報じました。

 

 ハリー・ハリス司令官は、1956年、アメリカ海軍軍人の父と、神戸出身の日本人の母との間に生まれた、アメリカ海軍史上初めてのアジア系(日系)の提督です。

 また、日系アメリカ人としては、歴史上最高の階級の公務員です。

 

 ハリス提督については、駐オーストラリア大使に指名する人事が、平成30年2月に発表されていて、変更されれば異例の人事となります。

 

 平成30年6月初めまでに開く方向で調整している米朝首脳会談に向け、空白が続いている駐韓大使ポストを埋めることを急いだととれています。

 

 ハリス提督は、トランプ大統領の信任も厚いとされ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への軍事的選択肢の策定にも携わってきました。

 北朝鮮の非核化に向けた強い姿勢を打ち出す狙いがあるといわれています。

 

 ちなみに、ハリス提督が、オーストラリア大使に指名されたとき、中国が猛反発をしたというエピソードがあります。

 理由は、日系人と言うことです。
 もっとも、日系人だからといって、日本に有利に動くということはあり得ません。

 

 韓国としては、アメリカが、日系アメリカ人を駐韓大使に任命することを快く思っているかどうかはわかりませんが、正式に任命されれば、韓国史上、最高クラスの駐韓大使となります。

 

 もとより、北朝鮮との戦争を想定した人事です。

 

 

 

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