2018年バックナンバー
雑記帳
きり番
「きり番」という言葉があります。
5周年、10周年、30周年、50周年、70周年、100周年などなと。
こうしてみると、5周年は別として、すべて偶数ですが、やはり、頭の位は奇数が多いようです。
これは一般的な人の考える「きり番」です。
ただ、例外的に、2の乗数に過剰に反応する人がいます。
主として、IT業界系の人たちですね。
原則的に物事をビット的に考えるせいか、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024などは、IT業界系人が大好きです。
普通の人たちにとっては50番や100番が「キリ番」なんでしょうが・・
私は、IT業界系ではもちろんありませんが、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024も、れっきとした「きり番」と思っています。
大学の教養学部の時は、工学部の旧型コンピュータ(プログラムはパンチ式の紙を読込ませていました)も使ったことがあります。ポケコンを利用していた時期もあり(もっぱら、経過日計算に利用していました)、また、高松地裁の民事部で、他に使う人が首席書記官一人しかない民事部の9801F2は、私と首席書記官の専用状態でした。一時、専用ワープロを使っていましたこともありました。
部品を集め、コンピュータの自作の経験もあります。
司法修習32期は、2でしか割れない2^6です。
司法修習生32期といいますが、次に2の累乗があらわれるのは、司法修習64期、なにかしら「永遠に」あらわれないかのように思っていたのですが、今の修習生が64期はとっくにすぎて、71期修習生があらわれています。
思えば遠くに来たものだと思いますね。
来年は、元32期「法曹」40周年の祝賀会があります。
「法曹○周年祝賀会」というのは、満年〇数の前年開催が慣例で、40周年は、法曹40周年目、つまり39年+α、具体的には、2019年8月31日が予定されています。
慣例として、最初に物故者への「黙祷」からはじまるのですが、やはり「ぽつり」「ぽつり」と物故者の数が増えていきます。
研修所教官に至っては、生存者が1人になっています。そして、1人残った80歳になったから教官から、弁護士業を一切やめるという案内状をもらいました。
でも、法律家の寿命は、平均より長いようです。
過労死しても不思議ではないと判断される労働時間、過労死しても不思議ではないと判断される不規則な労働、という条件はありますが、基本的に、上命下服のストレスはありませんし、それなりの収入を得ています。
ただ、弁護士の収入については、これからは、クエスチョンマークがつきます。