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2018年バックナンバー

雑記帳

ターンテーブル

「ターンテーブル」と聞いて何を連想されますか

 一般に、出発空港のチェックインカウンターで預けた手荷物(通常、スーツケース。まれに段ボールに入れた物品)を、到着空港で受取るターンテーブルを連想しますね。

 

 不公平なもので、早くチェックインをしたのに遅く出て着ることがあるのはもちろんのこと、一緒にチェックインしたはずなのに、グループの荷物が離ればなれに出てきたりします。

  ちなみに、ビジネスクラス利用時、あるいは、航空会社の多頻度顧客になっておけば、エコノミークラス利用時にも、「priority」というタグをつけてくれ、最初に荷物が出てきます。

 

 中国の地方空港などでは、「priority」タグを全く無視して出てくることもあります。

  それなら、まだましな方で、複数のレーンから、同一便の荷物が別れて出てくるという経験もあります。


  なお、中華回転台も、ターンテーブルと呼ばれます。

 

 自分の欲しいものをとろうと回転させる時には、他の人が、箸で何かを取ろうとしていないかどうか確認することが必要です。

 

  昭和7年(1932年)、日本人が「テーブルを2枚重ねて上のテーブルだけ回転させる」ことを考えたのが最初だそうです。

  このターンテーブルに目をつけたのが、日本に住む華僑の人々で、中国に帰った際に回転テーブルの存在を広めたことから中華料理のテーブルというイメージがついたそうです。

  もちろん、現在では、本場中国や香港でも、少し高級店に行くと、ターンテーブルが多いですね。

 一緒の食事を、小分けして各人に配らず、多人数で、好みに応じて食べるということは、ある意味合理的です。

 人気の食材が、「上流」の人が取過ぎて、「下流」までまわらないということがありえますが・・


 なお、通常の裁判所の法廷は、みなさんがテレビドラマなどで見られるように、裁判官席が一段高くなっています(「法壇」といいます)。裁判官は黒い法服(「法衣」ではありません。「法衣」は僧侶の着用する服です)を着用しています。

  ただ、民事裁判で、和解も含め、ある程度「ざっくばらん」に話をしようという時は、通常の法廷ではなく、ラウンドテーブル法廷が用いられます。

  裁判官は法服を着ていませんし、裁判官の席だけが高くなっているわけでもありません。

 

 ちなみに、裁判所の円形法廷は「ラウンドテーブル」であり「ターンテーブル」ではありません。

 

 間違っても、訴訟記録や裁判官が、テーブル上で、くるくる回ったりするということはありません。

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